休職中の調子がいいときにはじめた新しい趣味

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出典:Photo by Mark König on Unsplash

休職を始めてすぐは、まず休むことが大事です。主治医にいわれてから、私はとにかく寝ました。昼すぎまで寝るのは普通、くわえて昼寝もしていました。

こうしてゆっくりと過ごすあいだに、気力も体力も回復してくるもの。何もしないことに飽きてきて、何かやりたくて仕方なくなるのです。

「何かやりたいのに、何をすればいいかわからない」

私は元気になってきたときに、時間を持て余してしまうタイプでした。

3度目の休職で、就労移行支援を利用し、たくさんの人と交流するなかで、さまざまな過ごし方を知りました。

その中から、自分に合うものをえらび、実践しています。

自分の興味ある勉強をする

現在、簿記の勉強をしています。3級を合格し、2級を試験に向けて学習中です。

私の大学での専攻とは全く関係なく、簿記の内容は全く知らないところからのスタート。最初は問題を見てみても、何をどう答えればよいか分かりませんでした。

本屋で自分に合いそうな参考書を選び、読んでは解いて、間違えたところは読み直して、また問題を解いて、のくりかえしです。

やがて問題が解けるようになり、3級の試験に合格。小さな成功体験になりました。

簿記に興味を持ったきっかけは、友人がうらやましかったから。私も「簿記分かるよ」といってみたかったのです。

簿記の勉強が終わったら、化粧品関係の検定を勉強してみようと思っています。化粧品を色々調べるのが好きなので、学習も楽しくできそうです。

自分の興味のある本を読む

私は大の読書嫌いでした。小学生のころ、読書や図書室にいく時間がとにかく嫌いで、読んでいるふりをしていた記憶があります。

眼鏡をかけていたので「本が好きそう」といわれることも多かったのですが、これもとにかく嫌でした。

自分の症状についてインターネットで色々と調べていると、気になるキーワードがありました。

そのことを知るために本を読み始めたのですが、知らなかったことを知っていくという行為がとても面白く感じました。

また、目の前の文章にだけ集中する時間になり、頭がすっきりするのです。

今では、自分にとって必要な時間となり、一種のリフレッシュの手段になっています。

元が本嫌いなので、ストレスをかけずに続けるため、ルールをつけています。読む本の用意は2冊までにすること、最後のストックの本に手をつけてからにすること、です。

現在は月に5冊ほど読んでいます。小学生の私が知ったら、驚きそうな読書量です。

自己理解のために診断を定期的にやってみる

SNSを見ているとたびたび話題になっている16タイプ診断(MBTI診断)。自己申告で次々に質問に答えていくと、自身の性格を16タイプの中から近いものを示してくれます。

自身の性格なので、いつやっても変わらないと思っていたのですが、意外と近しいところで変わることがあります。

結果の画面をよく見ると、それぞれ何パーセント程度の要素を持ち合わせており、一番多く占めた性格を結果にしていました。人は16タイプにきっぱりと当てはめられるわけではないので、日によって結果が変わる要因なのだと思います。

定期的な診断は今の自分を知るアイテムです。結果が変わらないところは自分の芯と理解しています。

また結果から、自分の性格から向いている職業が示されており、その業務について調べています。自分の転職活動に迷ったときの職選びのきっかけに利用したいです。

自分の過去と向き合う時間を作る

私は今まで過去を振り返らずに生きてきました。振り返る必要などなく、今を生きていれば済んだのかもしれません。

ですが、休職と復職をくり返すうちに、何も変わらないままではいられない、と思ったのです。

「どこでつまずいたのか、はっきりさせよう」と、物心ついたころからの出来事を過剰義気で幼少期・小学校・中学校・高校……とざっくりとした時系列で書き出しました。

最初は印象深いできごとだけなのですが、1つ思い出すとまた1つと、芋づる式に思い起こされてきます。

楽しいことだけでなく、同時に嫌なことやつらいことも思い出すので、1日あたりA5のノート1ページ分と決め、やりすぎないようにしています。

幼いながらにも考えていたな、いい歳なのに子供っぽいことしていたな、と振り返り自分を客観視して楽しむようにしています。

また、日々の記録として日記をつけています。寝る前にはいいことを考えましょう、とよく聞くので、よかったことをかみしめるために書きます。あわせて1日の感情の清算として、嫌だったことも書くようにしています。

私は、こんな環境が嫌だったとかこんな対応が苦手だったとか、その瞬間は分かっても、後まで覚えていられません。記しておくことで、今度同じことがあったらうまく回避できるように対策を練ることができるのです。

はじめのハードルが高かったですが、いざやってみると面白くて趣味になりました。調子がいいからこそ最初のハードルをこえられたのかもしれません。

しかし、調子があがっているときこそ、今までを取り返すように活動してしまいます。その結果、調子を崩すこともあります。

これらは全て自分のためになるよいことなので、自分の様子を観察しながら、無理のない範囲でおこなっていきたいです。

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ui

飼い始めて猫派になりました!でも犬も大好き!
WBCで野球にはまって今シーズンからプロ野球を観ています
球場に試合を見に行くと詳しく分からなくても楽しい雰囲気が味わえます
他にはオンラインゲームと読書が趣味です。

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