その他連載コラム

パニック障害の薬をやめて症状改善のため、体作りをしています。その方法を紹介します。

『病気のデパート 放浪記』 第五話 <毎月1日・15日連載>

出典:http://girlydrop.com


今年の目標は、体作りです。

今まで、パニック障害の薬さえあればいろいろ出掛けたり、活動できると思っていましたが、
昨年の秋頃から化学物質過敏症になり、食事や健康について勉強したり、生活を見直していくうちに、今までの生活を反省するようになって、ストレッチや深呼吸をしたり、栄養を考えて食事をしたり、規則正しい生活を心がけたりするようになりました。今では薬をやめることができて、21日が経ちました。これからも、できるだけ薬を飲まないで生活できるように症状を改善するのが今年の目標です。

薬は、いきなりやめるのは離脱症状がおきて危険なので徐々に減らしていきました。それでも離脱症状はありましたが、今ではかなり回復してきました。行動範囲はかなり狭くなりましたが、苦手な歯医者にも行けました。また薬に頼ることもあるかもしれませんが、現在は飲まずに改善していこうと思っています。

筆者は呼吸が浅く、集中すると息を止める癖があるので意識して深呼吸するようにしています。

呼吸が浅いと自律神経が乱れやすくなります。交感神経が活発に働いてしまい体を正常な状態に保ちにくくなるので、不安な気持ちになったり、イライラするといった症状が現れます。パニック障害では、不安が強くなると発作がおきるので、深呼吸をしてリラックスします。ストレスが溜まったり、姿勢が悪いと呼吸が浅くなるので、意識をして、姿勢を整えて深呼吸をします。不安になったら深呼吸をして落ち着かせます。

それからストレッチをします。自分で整体ができる本を買って実践しています。背中の後ろで手を上下に組んだり、開脚をしたり血液循環が良くなるように改善しています。血液の流れが促されると、酸素や栄養が体の隅々にまで届けられるので、冷え症などの改善にも繋がります。

また筆者はストレートネックでもありますので、改善するように首のストレッチをしています。


筆者の脳に不足しているセロトニンを増やす方法も試しています。朝日を浴びたり、早寝早起きを心がけたり、食事ではトリプトファンという必須アミノ酸がセロトニンの材料になります。肉や魚、米、ひまわりの種、乳製品、に多く含まれていますが、食事から摂取する栄養素は、できるだけバランスよく、炭水化物や脂質、ミネラルやビタミン類など多種多様なものを摂取するようにします。

このような生活を続けて、パニック障害の改善と自分を大切にすることを今年の目標にしています。自然に出掛けてストレスを解消したり、自分の心の声を聞いて、人の目を気にして合わせるなどの無理はしない、ということを今年はやってみようと思います。

川田 直美  障害者ドットコム株式会社スタッフ

川田 直美  障害者ドットコム株式会社スタッフ

HSP、ASD(自閉症スペクトラム)、ADHD、LD(学習障害)があり、発達障害をコンプリート。パニック障害もあり、生きづらさも感じながらも、日々楽しくいこうと考えている。今まで、花屋、ケーキ屋、カフェ、デザイン企画、オリジナル雑貨制作などいろいろな仕事を経験。自然と犬と本が大好き。

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