自閉症スペクトラムを描く、映画『BEEの不思議なスペクトラムの世界』、第一回 Cinema at Sea-沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバルで上映
エンタメ(C)Foulala Productions
沖縄で新しい映画祭がスタート
第一回Cinema at Sea-沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバルが、11月23日から11月29日まで、那覇市ぶんかテンブス館テンブスホールなど、那覇市内の様々な会場で開催されます。エグゼクティブ・ディレクターを黄インイクが務め、アンバサダーを俳優の尚玄が務めます。この映画祭では、様々な国から選りすぐった作品が多数上映されます。
自閉症スペクトラムのエレアが歌で感情を表現
(C)Foulala Productions
11月26日16時から『BEEの不思議なスペクトラムの世界』が、那覇市ぶんかテンブス館テンブスホールにて上映されます。この映画は、ニューカレドニア自閉症専門研究所(ISA)で出会ったウーゴとエレアによる音楽制作の過程を追い、彼女の自閉スペクトラム症のリアリティを描き出しています。エレアの生き生きとした感情が詰まった歌詞は、彼女の人生の波乱に満ちた側面を明らかにし、観客に深い感動を与えるものになっています。
監督ファビアン・ローブリーらによるトークショーやミニコンサートも
上映後の20時30分からは、監督ファビアン・ローブリー、主演のエレアや本作のスタッフを迎えたトークショーが、プンガポンガにて開催されます。ローブリー監督は、マルセイユ出身のドキュメンタリー作家兼編集長で、芸術、科学、技術編集のエンジニアでもあります。ニューカレドニアで20本以上のドキュメンタリーを編集した経験を持ち、社会文化的、歴史的な問題に焦点を当てた作品で知られています。
さらに、ミニコンサートも予定されており、劇中でエレアが美しく歌った曲たちを、再びライブで楽しめます。
Cinema at Sea-沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバルは、映画を通じて、様々な文化と視点を優しく織り交ぜる、心温まるイベントになっています。『BEEの不思議なスペクトラムの世界』の上映をはじめ、多くの注目作品が上映されます。映画の魅力と沖縄の美しい自然が織り成すこの祭典に、ぜひ足を運んでみるのはいかがでしょうか。
第一回 Cinema at Sea-沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル 公式サイト
https://www.cinema-at-sea.com
自閉症スペクトラム障害(ASD)