「願い」と「執着」、あなたが未来へ進むために

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出典:https://www.photo-ac.com


「執着」とは?



「執着」とは何か一つのことに心を囚われて、動けなくなる状態を言います。昔は良かったと過去に執着する。別れてしまったあの人が忘れられなくて執着する。もう存在しない過去の事に常に思考が囚われ、違う思考が入ってきません。様々な場面で「執着」はあなたの心に根を張ります。


「願い」とは?



「願い」とは、こんなことをやってみたい、お金が降ってこないかなと、心に余裕があり、ポジティブな動機の欲望の事を指します。これに、どうやればいいのか「手段」や「方法」が加わると、「願い」は「目標」に変わり、あなたの行動指針として未来を照らしていくでしょう。


「執着」は「怖れ」から生まれる



例えば、お金に執着している人の場合、「いつ何が起こるか分からないから貯金を続けなくては」という思考だと、「お金がない」という不安な気持ち(怖れ)から逃れたい為に、お金に執着していきます。

「いつ何が起こるかわからない」という不安には際限が無く、いつまでも続く不安は払拭するのが次第に難しくなります。余裕のない心は、あなたの近くにいる協力者や支援者の声を遠ざけて、次第に孤立を深めていくかもしれません。


執着から自分を解放しよう!



愛別離苦という言葉があるように、好きな人や愛した人と離れることは死にも近い苦しみにもなります。今はもうそばにいない悲しみは、いつまでもあなたの中に残り続けるかもしれません。

「執着」から解放されるキーワード、それは「感じる気持ち」と「時間」です。大事な人と離れたのであれば、「悲しい」という気持ちを感じましょう。昔の思い出を何度も振り返るのであれば、「楽しい」という気持ちを感じましょう。

「現実」を受け入れる事が執着を手放す第一歩になります。

どうしても執着を手放せない時があると思います。そんな時は「自分には、まだ執着が残っているな」と執着に囚われている自分を素直に感じてみましょう。「感じる」ことで、一歩を踏み出せたならば、次第に変わっていこうとする気持ちが生まれてきます。



人には欲望が存在します。しかし、叶わないかもしれない不安から、時に「願い」は「執着」へと変わります。

一日中、その事ばかり考えていませんか?どんな手を使ってでも手に入れたいという気持ちになっていませんか?

生きている限り、人生は動き続けます。「願い」は未来へと進む原動力となり、「執着」は人をその場に留めます。

私には発達障害がありますが、「障害があるからこれは出来ないだろう」という執着ではなく「障害があるけど、○○をやってみたい」という願いに変えていくと、少しずつ未来は変わっていくと思います。


参考文献

執着と願いの心理学~執着と願いはどう違う~
http://www.counselingservice.jp

本当に執着を手放すとき~一歩ずつ段階を経て手放していくこと~
http://www.counselingservice.jp

空見人

空見人

兵庫県出身、30代。昨年、広汎性発達障害が判明。自分の得手不得手を理解しないと同じ所で躓くと感じて、就労移行支援事業所に通所を始めました。趣味は空を見ながら歩く事と、スイーツの比較です。縁側で空を眺めながら、余生を過ごしたいと常々思う、老人系男子です。

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