発達障害と記憶力の凹凸の関係
暮らし記憶力が悪いのは性格のせい?障害のせい?
日常生活の中で何でもないことが人並みに出来ない、という劣等感を子供のころから度々感じることがあった。その一つが「短期記憶」。とにかく物忘れが激しい。
「二階に○○を取りに行こう」と階段をのぼっている間に何をとりに来たのかが分からなくなる。「今日はこれを持っていかなければいけないな」と用意したものも、一瞬何か別のに注意がそれてしまうと、ほんの数秒後にはきれいさっぱり忘れてしまう。だから、とにかく忘れ物も人一倍、多い。
ただ単に「だらしがない性格」といわれればそれまでだ。しかし「発達障害」と診断されると、また事情は違ってくる。インターネットで「発達障害」「記憶力」で検索をかけると、結構な数の結果が上がってくる。「発達障害と記憶力の良し悪しには関係があるようだ」ということが、なんとはなしに見えてくる。
発達障害の記憶力の良し悪し
発達障害の記憶力の良し悪しには、ムラがある。
「短期記憶」の弱さは「ワーキングメモリ」の機能の弱さに起因したもの、らしい。「ワーキングメモリ」とは作業記憶、作動記憶と呼ばれることもあり、作業や動作に必要な情報を一時的に記憶し処理する能力に関わってくるそうだ。
逆に、記憶力の良さを発揮する面もみられる。発達障害の人は興味のある物事に極端に集中したりこだわったりする事が有るので、興味のある物事に対してはとても集中するので覚えやすかったりする。
物覚えを良くするための対策
社会に出れば大抵の人が興味のあることばかりには関わってはいられない。仕事でトラブルとならないためにも、記憶力の悪さは自覚し、対策する必要がある。
簡単にできることとして、こまめにメモを取る習慣を身につける。とったメモは、その内容を完全に身につける、または作業を完了させるまで
何度も読み返すようにする。
また、予定も優先順位をつけ、スケジュール管理もしっかりと行う。自分がその日にすべき作業をスケジュール帳に書きこみ、作業が終わったあと、ミスなどがあった場合はそれも一緒に書き込んでおく。そうすれば、自分がどんな作業をミスしやすいかと言った自己分析にも役立てることができる。
私は足りないところも多く、何かと失敗も多い。それならばせめて、失敗から学び、より良く日々を改善できる、そんな人間になれるよう心がけていきたいと思う。
参考文献
発達障害-自閉症.net
http://hattatu-jihei.net
LITALICO発達ナビ
https://h-navi.jp
ヘルスケア専科
https://healthcare-senka.com