ストレスコーピングとは?余分なストレスは排除しよう
暮らしうつはストレスが原因となって起こる病気です・・・とよく聞きますが、ではその原因を全て無くすことはできるのでしょうか。それはできないと思います。生活していくうえで、耳が痛いニュースを見たり、自分の苦手なものに出会ったりすると、それだけでストレスは感じるものです。
では、それとどのように付き合っていくか、それがこれからお話する「ストレスコーピング」です。
ストレスコーピングとは
ストレスコーピング、又は単にコーピングと言うこともあります。「コーピング」そのものに「対処」という意味がありますが、この言葉を大辞林で引くと以下のように説明されています。
「ストレスを評価し、対処しようとすること。」
つまりストレスとどう上手く付き合いながら生活するかという対応方法のことをコーピング、あるいはストレスコーピングと言います。
2種類のストレスコーピング
このストレスコーピングですが、大きく分けて2種類ございます。
①ストレスの原因となる出来事に働きかけるコーピング(問題焦点コーピング)
②ストレスの原因となる出来事に働きかけずに行うコーピング(情動焦点コーピング)
※カッコ内の言葉は、下の参考文献内で使われている用語です。
具体的には、
①の場合
例えば上司からしばしば注意を受ける時(※叱咤ではなく優しい注意)、最初は「自分の事が嫌いだからしばしば注意する」と思ったとします。
↓
しかし「自分が他人を注意する立場」を考えた時、「自分が注意するなら相手にとって有益なことを伝えたい」という考えに立つと思います。
↓
その為、「自分の成長の為を思って注意してもらっているのかもしれない」と視点を変えて楽に考える。
これが問題焦点コーピングの1つです。
※但し、注意の方法が荒く気分が悪くなるようでしたら、相談できる相手にすぐに相談してください。我慢は禁物です。
②の場合
例えば昨日、会社で嫌なことがあり、今日は休日で休みだったとします。
↓
仕事の事を忘れたいので、気分転換にショッピングに行き息抜きをします。
この行為そのものが、情動焦点コーピングです。
これら2種類のコーピングは、各個人によって何をすればストレスから解放されるか異なります。
まとめ
ストレスは無い方が良いと思います。しかし現実は皆何かしらのストレスを抱えているはずです。その為自分なりのコーピングを見つけて、少しでも明るく楽しい人生が送れることを期待いたします。
参考文献
e-ヘルスネット「ストレスコーピング」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp