自己流アンガーマネジメントを取り入れてみての体験談~「怒り」と距離を置くには
暮らし「怒り」は、身近な人にほど遠慮がなくなり、ぶつけてしまいがち、なのだそうです。あなたは、怒りに身を任せそうになったことがありますか?
入院するまで加熱
私はかつて、長く続いた反抗期のために、家族に自己主張を繰り返し、理解されず、衝突を繰り返していました。「どうして分かってくれないの?私はこんなに真剣に考えているのに…。」「怒鳴ったら分かってくれる?」自分の考えに固執して、怒りに身を任せて、怒っていました。
どんどんヒートアップしていく怒りを制止せず、そのままふくらむだけふくらませた結果…体にまで変調をきたし、私は精神病院に運ばれることになりました。そこで、医師から言われた診断結果は、「突発性難聴になる危険性があるので、このままでは家に帰せない。入院してください。」というものでした。その後、服薬と治療のおかげで、なんとか突発性難聴は免れました。
怒って傷ついたのは、結局、自分自身。
怒りに身を任せた結果私が得たものは、「家族からの理解」や「和解」ではなく、病院での服薬と治療の日々でした。その後、私は、もう二度と同じ目に遭わないために、自分を変えようと一念発起し、「相手を理解する」「無理強いしない」ことに注力しました。そうすると、不思議なことに、こちらから言わなくても、逆に相手の方から行動を改めてくれたり、また、こちらからも相手のことがよく見えてきたりして、相手の人間像の理解につながりました。
怒りと距離を置くには
私が、過去の経験を二度と繰り返さないように行った、独自の方法を紹介いたします。
1.怒りそうになったら、一旦止まる(気持ちにブレーキをかけるよう意識する)
2.怒りにのみこまれないように、意識する(「冷静」を心がける)
3.怒りたい時こそ、反論するのを我慢する→まず、腹の立つことを相手に伝える必要があるのかどうか考える→伝える必要がある場合は、自身がイライラしていない時に、相手と衝突しない言い方を考えて、話してみる
4.口論になりそうになったら、我を通すのを諦め、次の行動に移る(口論に時間を費やさない)
5.「常に温厚に」を意識することで、普段の冷静な自分を保つ
6.人の悪い面が見えても嫌わずに、とにかく「相手と仲良くしよう」という意識を持ち続ける
7.相手の良いところを見ようと心がける
自分なりのアンガーマネジメントを実践してみて
自身の経験から考えますと、何かに怒ってしまいそうな時は、我を張らず、一旦身を引いて冷静になり、その問題は本当に怒る必要のあることなのかどうかを考え、その後で、相手に伝えるなり、黙っておくなり、次にとる行動を選択する、ということが大事なのだと思います。怒っている場合ではない、もっと大事なこと(例えば仕事など)がある時もあると思います。何が一番大切かを冷静に判断して、優先順位通りに行動する、ということが大事だと思います。
不快な物事に対する対処法は、きっと色々あるのだと思います。感情的になって身をほろぼすことのないよう、相手とも、そして自分自身とも適度な距離を持って接したいものです。
参考文献
アンガーマネジメントで学ぼう!カンタンにできる怒りやイライラのコントロール術
http://nurse-riko.net
怒りをコントロール!【アンガーマネジメント】ってなに?!
https://matome.naver.jp