人への思いやり

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出典:https://www.pakutaso.com

はじめに

皆さん、こんにちは。SHOです。今回は「思いやり」について書かせていただきたいと思います。

今回こちらのテーマを選ばせていただいた理由ですが、最近改めて相手への配慮や思いやりの大切さを感じたことがあったので、この場にて私が感じたこと、気づいたことの共有をさせていただきたいと思ったからです。

読んでくださる方々に、何かしらの刺激や価値観の発見になれば幸いです。

相手への思いやり

さて皆さん、「思いやり」という考えはどこでどのように身に付きましたか?私の場合ですが、……正直いまいち思い出せません(笑) ただ少なくとも、自分が気づくより先に誰かからそれが大切であることを教わり、「相手を思いやった行動をしなさい」と言われ続けたのだけは分かります。

皆さんも「相手のことを考えてあげなさい」という教えを学校や親から小さいころに教わっていると思うのですが、今皆さんの頭の中で「思いやり」をイメージしてみてください。

……イメージできましたか?そのイメージですが、恐らく人それぞれ全く異なると思います。ある人はそのような場面を、またある人は言葉の意味や類語を考えていると思うのです。

なぜイメージがばらばらなのかというと、その捉え方に個人の価値観が大きく影響するからなのです。ある人は考えるまでもなく「当たり前」なものとして捉えているでしょうし、また違う人はそうあるべきだと教わって、ただ一つの「道徳観」、つまり「皆そうだったらいいよね」というものとして頭の中にその考えがあるだけかもしれません。ただこのように考えてみると、誰かへの思いやりを普段から意識してるかしてないかという気付きに繋がると思うのです。

では私たちの共通認識として役立つ辞書を見てみましょう。ある辞書に載っている意味としては『他人の身の上や心情に心を配ること。また、その気持ち。同情。』とあります。

もっと噛み砕いて考えてみると、相手が何を考えているのか、何を求めているのか、それに対し自分はどうしたらいいか、それを自分は相手にしてあげたいか、それを相手は誰から望んでいるのか……などなど、こういうことを自分なりに推察することだと思います。

さてここで、私が最近この「思いやり」について深く考えるきっかけとなった体験についてお話したいと思います。

少し前、あるお店の店長さんとお話をしていた時だったのですが、その店長さんが店に来る営業の方にうんざりしてるとの話を聞きました。それは、こちらが要らないと言っているのにしつこく営業の話をされたから、というものでした。また店長さんは、その営業の人は自分勝手すぎるとも感じていたそうです。

ただこの時、私はこんなことを考えていました。

『もしかしたらその営業の方は本当にそのお店にとって必要なものだから、何度も話をしていたんじゃないか』

つまり、しつこい営業を先入観だけでただ悪いものとして捉えるのでなく、このようにも捉えることが出来るということに気付いたのです。

……ただ、その営業の方は店長さんを嫌な気分にさせてしまっているので、仮に本当に良いものを売ろうとしていたにしても、もっと相手の気持ちを汲み取ったりする必要があったとは思いましたが(汗)

というように、この例で「思いやり」を考えてみると、まず営業の方は店長さんの様子や状況をもっと汲み取った上でお話をすべきでしたし、一方の店長さんもまた、その商品を買う立場とはいえ、立場や先入観だけで相手の意図を決めつけてはいけなかったのかもしれないと私は感じました。

一見ありきたりな例え話にはなりましたが、場合によっては、伝える側ではなく、話を聞く側に思いやりがないケースがあるのかもしれませんね。

しかしこのようなことが起こってしまう理由の一つに、様々な物や価値観で溢れる社会の中、自分中心になってしまっている人が多いということがあるのかもしれません。

良くも悪くも、人の繋がりを重要視しなくとも何とか生きていける便利な社会になってきています。それは世の中が様々な物に恵まれているからです。もちろん恵まれていることは良いことなのですが、その捉え方が皆優しいものであってほしいとたまに思うことがあるのです。独りよがりにその物の豊かさに甘えられる、ということではなく。

それとは逆に、今いる場所の繋がりに依存してしまい、その場にいるためなら……と、自分勝手になり、誰かを平気で傷つけてしまう人もいるかもしれませんね。

私は最近様々な経験を通して、「物」だけでなく、人の「心」も豊かになって、思いやりや配慮が当たり前の社会になってほしいと、より強く思うようになりました。そして私自身も自分の行動が相手にどう映るかを考え、出来る限り関わってくれている人達に思いやりある行動をと、気をつけていきたいと感じています。

「自分が……」ではなく、「あの人は……」という声が先に心の中で聞こえて欲しいですね。

おわりに

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

さて今回を持ちまして、私のコラムは一旦最後とさせていただきます。

お読みくださった方々に深く感謝を申し上げます。またこの場にてコラムを書かせていただくきっかけがございましたら、その時にまたお会いしましょう。

これまで私が書かせていただいたコラムが誰かの知識や何かのきっかけとなっていれば幸いです。

今まで本当にありがとうございました!

SHOより

SHO

SHO

うどんの国、香川県出身。好きな動物はキリン。
実家は塾を経営しています。現在は、京都、滋賀、大阪で活動中。
「縁」を大事に、周りの人に対して、少しでも具体的に力を貸せる自分へ。
「良い言葉は、必ず人を良くする」
連絡先:sho0510.k@gmail.com

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