ヘルプマークとヘルプカード~違うもの?同じもの?

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出典:https://www.pakutaso.com

みなさんヘルプマークって知っていますか?私は電車の広告で知りました。知らない方はぜひ、紹介されているコラムがあるので読んでみてください。では、ヘルプカードって知っていますか?私はヘルプマークを調べていくうちに初めて知りました。私が感じた違いを紹介していきたいと思います。

ヘルプマークとは?

援助や配慮を必要としている事を見た目からはわからない方たちが、周りの方たちに知らせるためのマークです。対象者としては、義足や人工関節を使用している方・内部障害の方・精神障害の方・知的障害の方・難病の方・妊娠初期の方などです。東京都から始まり現在では、ほぼ全国に広がりつつある取り組みです。見た目は赤色の背景に「+?」を白色で描かれてい
ます。マークデザインは東京都が定めている通りにしなければいけません。

ヘルプマークとは援助や配慮を必要としている事を、誰にでもすぐに伝わるように考えられたマークです。そしてマークデザインが統一され、全国に広がっていけばいくほど、ヘルプマークを知っている人・ヘルプマークをもつ人が増えていきます。その結果、「困っている人」と「助けてくれる人」の輪が広がる取り組みだと私は感じました。ですが、カバンなど見える所に身に着けている人だけがヘルプマークをもつ人ではありません。見えない所にヘルプマークをもっている人もいます。

ヘルプカードとは?

援助や配慮についてなどが書いてある物の事です。よく書かれている内容は障害名・その症状・配慮してほしい事・緊急連絡先などが多いようです。そして記入する物は、カード形式(東京都標準様式)・手帳など市区町村独自の創意工夫で作成された物・リーフレット(1枚の紙を折りたたんだもの)の3種類があります。またヘルプカードを本人が援助を必要とした時に支援する関係機関・地域住民の人が持ち困り事について知っている事で、対応しやすい環境づくりとしての使用方法もあります。

そして私が調べて感じた事ですが、ヘルプカードとは見えないヘルプマークだと感じました。本人についてや困り事、その対処法についてなど書いてある大事なものです。でも個人情報が書いてある事もあり、持ち歩いてはいても見える所に必ずしもありません。もし困っている人を見つけた時「助けようと思ってくれた人」は「困っている人」がヘルプカードを持っているか確認してみて下さい。何に困っていてどうしてほしいのか書いてあり、「助けてくれる人」と「困っている人」のコミュニケーションのかわりとして役立つと感じました。

ヘルプマークとヘルプカードの違いは?

ヘルプマークは援助や配慮を必要としている事を伝えてくれるマークであり、意思表示だと考えました。そしてヘルプカードは助ける場合にどうすればいいのかなどの情報がわかりやすく書かれているものであり、伝える手段だと考えました。結果として私は同じものだという考えになり、見えている・いないのどちらでも意思表示をするためのものだと考えたからです。

最後に、ヘルプカードにご当地キャラが描かれているものがあったり、ヘルプマークを印刷して貼ったものをヘルプカードとする所があったりと様々です。またヘルプマークかヘルプカードの取り組みがどちらかのみだったり、SOSカード・防災手帳・オリジナルマークの作成で取り組みをされている所があるようです。地域によりますので一度、自分の地域はどうなのか調べてみてください。

参考文献

東京都・ヘルプマーク作成、活用ガイドライン
www.metro.tokyo.jp

東京都福祉保健局・ヘルプカード作成のためのガイドライン
www.fukushihoken.metro.tokyo.jp

全国ヘルプマーク普及ネットワーク
https://www.skart-tokyo.com

ヘルプマークとは・助け合いのしるしヘルプマーク
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp

ぽん太

ぽん太

大阪府生まれ、奈良県育ちの26歳。大学卒業後は介護職に入社したが、うつ病を発症。通院しながら勤務していたが悪化した為、休職をしてその期間に発達障害の診断もうける。その後退職。現在は体調を考慮しながら、自己分析に励む日々。

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