薬の副作用で、昼を過ぎると強烈な睡魔が襲ってくる~午後の眠気を飛ばす4つの対策法
暮らし甘えではない。しっかり寝ても眠くなる
就職に向けて毎日就労移行支援事業所に通っていると、PCが苦手で日々大変なことが多いです。しかし、それらを上回る困りごとで、これから就業するにあたって一番不安な事があります。それは午後になると襲ってくる強烈な睡魔です。
眠気があまり無い、必要な睡眠時間が短い人からしたら、早く寝て午後は集中すればいいのではと思われがちですが、ちゃんと睡眠をとっても眠いものは眠いです。
朝起きれないことや眠気のことは、やる気がない、気合が足りない、となにかと怠惰な気持ちに捉えられがちで分かってもらえずしんどいですよね。本人は毎日やる気いっぱいで、出勤したらしっかり仕事をしようとしているのですが、なかなか伝わりません。
私が毎日しんどいので、他の同じ悩みを抱えている方の気持ちは痛いほどわかります。眠い時は少し仮眠させてほしいです。服薬されている当事者の方は薬の影響もありますし困りますよね。
しかし、現実には眠気に対しての配慮はなく、本人がなんとかしないといけないのが現状です。なので、眠気を飛ばす、もしくは眠気が来ないように工夫することが必要になってきます。
眠気を吹き飛ばす具体的な対策
この数か月間、就労移行支援事業所の担当の支援者の方と一緒に工夫し、試行錯誤しながら考えた対処法を述べていきたいと思います。
①睡眠時間を増やす
眠気が来ないようにするための対策です。既に人並みの睡眠時間、むしろ人よりも多い睡眠時間を取っている方も多いかと思われますが、もう一声欲しいです!発達障害のある人はそうでない人に比べると疲れやすい人が多いように思います。なので人と同じ睡眠時間では、疲れをとり切れないのかもしれません。自分に必要な睡眠時間を把握する必要があります。
私は以前の睡眠時間は6時間でした。しかし現在は服薬と生活リズムを整える練習をして、7時間睡眠をとれるようになりました。それでも眠い日が多いので、さらに長い時間を確保するために寝る前の準備を早く済ませる練習をしている途中です。
②昼寝をする
こちらは職場によってできるかどうかが変わってきますし、短時間で寝入らないといけないので少しハードルは高いですが、眠気を飛ばすのに一番効果がありました。
椅子に腰掛け、なにも無しで眠るのは難しいので小さい枕(エアー枕がかさばらなくて便利です)を用意し、机に伏せるようにして寝るのがおすすめです。
お昼休みは周りも少しにぎやかになるので、耳栓をすると音が遮断できて眠りやすくなります。昼寝をする時間は20~30分が理想です。昼休みの時間との兼ね合いもあると思いますので、自分に合った時間を見つけて下さい。ご参考までに、私は5~10分昼寝をしています。
③職場の人と話す
これも職場環境にもよるのですべての人にお勧めはできないのですが、報連相をしたり、近所の机の人と少し話したりします。通所中眠くなった時にしているのですが、かなり効果があります。周りの人の状況を把握できて眠気もなくなるので、出来る環境に身を置いている方はぜひしてみて下さい。
④作業を切り替える
私の場合はPCにばかり向かっていると、目が疲れて眠くなってくるので、手書きで出来る作業を間に挟むことがあります。コピーを取ったり、他の作業をするために席を立ったりするのも効果的です。
おわりに
人によって眠気対策はいろいろあり、合う合わないもあると思います。インターネットで検索したらいろいろな方法が出てきますし、この4つの方法も既に見たことがある方もいらっしゃると思いますが、実際に効果があるという声があるとこれから対策をする方の励みになると思い書かせて頂きました。お互いに無理をしないように睡眠、眠気とうまく付き合っていきましょう。
参考資料
厚生労働省:健康づくりのための睡眠指針検討会報告書
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/03/s0331-3.html