ずっとネガティブだった私が、少しポジティブに変わるきっかけとなった3つの事
暮らし私は、障害が発症してからずっとネガティブでした。何もかも悪い面から見る日々が長く続き、当時はこのままでいいと思っていました。ですが様々な人から指導を受け、修正の手助けをして頂きました。段々と物事を良い面からも見えるようになっていきました。今回は、少しポジティブになるために、私が取り組んだ事を紹介したいと思います。
変換ノート
まず始めに修正を行った時は、大学卒業後に就活センターに通っている時でした。障害者担当の職員の方から、「ノートにネガティブな事を書き出して、それをポジティブな事に変換してみて下さい。」と言われました。職員さんによると、ネガティブな事とポジティブな事を対にしてまとめた書籍も、発売されているようです。(正式なタイトルを覚えていないので、紹介は省略します。)この変換ノートを1ヵ月半ほど続けました。最初は難しく、中々変換出来ませんでした。でも、回数を重ねると少しずつ出来るようになっていきました。理由としては、職員さんが毎回細かく確認を行って下さったからだと思います。私が1人で変換出来なかった時は一緒に考えて下さり、正解を直ぐに言わず、私が1人でも考えだせるように指導して下さいました。
出来た事から記載する
次の修正は、就労移行支援事業所に通い始めた頃でした。初めてついて下さった担当の職員さんから「報告書等の書類には、まず出来た事から書きましょう。」と指導を受けました。当時の私は、「出来なかった事」「反省点」「出来た事」の順番で書類を書いていました。書類だけではなく、会話でも「出来なかった事」から報告していたと思います。指導を受けてから、まず「出来た事」から記載するように心掛けています。今でもまだ出来ていない時もあり、継続中です。
どんな事からでも良い点を見つける
3つ目の修正は、学生時代の事を振り返っている時のことでした。就職活動に向けて「学生時代の成功体験・失敗体験」を振り返って、書類にまとめるようにと担当の職員さんから指示を受けました。その際、良かった点も書き出すようにと追加で指示を受けました。成功体験から良かった点を探す事はまだ出来たのですが、失敗体験から良かった点を探す事は、とても難しかったです。何回も、担当の職員さんが一緒に考えて下いました。細かな事でも、少しでも良かった点は書き出しました。職員さんの「悪い事の中にも、少しは良い点もあります。そこに注目しましょう。」という言葉は、凄く印象に残っています。悪い事が起こった時、原因は考えるようにしていましたが、良かった点を探したことはなかったからです。今でも悪い事があった時、良い点が少しでもなかったか、探すようにしています。
正直どれも意味が無いと最初は思っていました。ですが小さな事でも、良い点に焦点を合わせ続けると、少しだけですがポジティブになっていきました。ほんの少しだけ明るくなった気もします。ネガティブな事に注目している時は、無の感情でした。最初は辛かったと思うのですが、あまりにも長い間ネガティブだったので、感情が麻痺したんだと思います。ポジティブな事に注目するようになってからは、ほんの少し気分が上がるようになりました。こんなネガティブな私に、真摯に向き合って下さった方々には、凄く感謝しています。元気一杯になりたいとまではいきませんが、人生がもう少し楽しくなるように、このまま修正を続けたいと思います。