障害があっても自分らしく生きるために大切なこと
暮らし「自分らしく生きる」そうは言っても様々な理由で難しい、著者もそう思っていました。だけど「自分らしく生きられたらどんなに良いだろう」とも思いませんか?今回は、著者が「自分らしく生きよう」と思うときに支えにしている言葉や考え方を紹介します。
欠点があると好かれる
みなさんは「ハンネ・フランク」という数学者をご存知でしょうか?通称「愛を語る数学者」と呼ばれており、恋愛について数学的研究をされている方です。彼女の研究結果の一つとして「極端に嫌われ極端に好かれる人はアプローチを受けやすい」というものがあります。誰からもそこそこの評価を受ける人は、却ってアプローチは少なくなるのだそうです。この結果はこう解釈することが出来ます。「個性を出して貴方への好き嫌いが分かれれば、貴方のことを好きな人が沢山現れる」どんな方にも個性がありますので、それを隠すことなく自分らしく生きていけば、貴方は貴方のことを好きな方に囲まれていくのです。欠点を隠してより良く見せていれば沢山の人に好かれると思っていた著者にとって、「嫌われれば好かれる」とも言えるこの研究は目から鱗でした。この考え方を取り入れて生きるようになってから、行動指針が「どうしたら好かれるだろう」ではなく「私は何をしたいだろう」に変わり、八方美人ではない一貫した行動を取れるようになりました。
そうは言っても「嫌われたくない」貴方へ
嫌われれば好かれるといっても「そもそも嫌われることが怖い」という方もいらっしゃるかと思います。私だってそうです。ではみなさん、「262の法則」というものはご存知でしょうか。二百六十二の法則ではなく二、六、二の法則です。「集団行動をする生き物は2割が頑張り、6割は普通、2割は怠ける」という法則です。アリの話が有名なのでご存知の方も多いかもしれません。この法則の面白いところは、何をしてもこの割合が変わらないということです。怠ける2割を排除しても、残ったアリからまた怠けるアリが出てくるのです。鈴木真奈美さんという方はこの法則を人間関係にも応用して解釈されています。つまり「2割には好かれ、6割は無関心であり、2割には嫌われる」と。そしてこの割合は何をしても変わらない。「何をしたって2割には好かれるし2割には嫌われる」のです。前述した「嫌われれば好かれる」もこの法則が適用されていると考えれば深く納得できます。割合が変わらないのですから、沢山の人に嫌われればその分沢山の人に好かれるのです。その逆も然り。「嫌われるのが怖い」と思っていた著者ですが、この法則を知ってから「嫌われないなんて無理なんだ」と考え開き直ることにしました。
貴方らしくしていたら離れていく人は本当の友達?
私は今まで「自分らしくしたら。友達から、いま好いてくれている人から嫌われてしまうのではないか」と思っていました。友達にも気を遣って、かっこつけて生きていたのです。だらしなくてかっこ悪い自分をさらけ出す自信はありませんでした。尊敬している人にそれを相談したら、「それで離れていく人は最初から友達じゃないんだよ」と言われました。真意は分かりませんが、私はこれを「偽った自分の友達は、本当の自分の友達ではないんだ」と受け取りました。気を遣ってかっこつけた自分と仲良くなる人は、気を遣ってかっこつけた自分だけを好きになる人です。だらしなくてかっこ悪い自分を好きになってくれた人ではありません。当時の私は、友達と居てもどこか息苦しく疲れた毎日を送っていました。今もこの癖は完全には治っていません。ですが、少しずつ「だらしなくてかっこ悪い自分」で周りと接するようになりました。嫌われ、離れていった人も沢山居ます。ですが、それを上回るほど沢山の人が好いてくれるようになりました。最初から、だらしなくかっこ悪い自分を見せている友達です。偽る必要など今までもこれからもないのです。著者はいつも楽しく自由に、みんなと遊んでいます。迷惑も沢山かけるので、感謝の気持ちだけはいつも忘れないようにしています。
「自分らしく生きたい」と考えている方は沢山いらっしゃるでしょう。障害を隠しながら生きている方、偽っていたからこそ発症した方、様々いらっしゃるでしょう。この記事が、そんな皆様の行き辛さを少しでも取り除ければなによりです。読んでいただいてありがとうございました。皆さまに幸せが訪れますよう。
参考文献
数学者が証明する、あえて欠点は見せた方がいいワケ
https://ekakisketch.com
ネットでファンを作ると、アンチファンもできる。でもこれを知っていれば大丈夫!
https://naitoisao.com
262の法則とは?パレートの法則との違いと組織論を解説!
https://shin12.info