統合失調症の私が普段の生活で心掛けていること
暮らし日常生活の中でいかにストレスを軽減して、持病の悪化を防ぐか、ということは常日頃気にかけなくてはならない課題です。ここでは、統合失調症を患っている私が、日常生活の中で行っている、持病の悪化を防ぐ心掛けについてお話したいと思います。
しっかりと睡眠をとる
まずはしっかりと休息をとることが第1ではないでしょうか。現在は、1日に8時間程度睡眠をとっており、そのかわり昼寝をするなど、日中にはあまり寝ないように心掛けています。私の場合、多少嫌なことがあっても、寝て起きると不安やイライラが緩和されるので質の良い睡眠は欠かせません。また、気持ちの落ち着く音楽などをかけながら寝床に着くこともあります。平日は就労移行支援事業所で訓練を行っている私にとって、1日中自由になるのは土日になるのですが、土曜日か日曜日のどちらかは昼前までぐっすり寝て、12時間近く睡眠にあてていることもあります。
出来ると思ったことの半分にする
これは以前、主治医から言われたことですが、例えば1日で4つも5つも予定を入れたいと思った時には、実際には2つか3つに抑えるという具合に、自分の能力を過大評価しないことです。予定を詰め込みすぎて中途半端に終わればそれがまたストレスとなりますで、それならば初めからセーブしておけば良いのです。また、何でも出来ます、というような、あれもこれも引き受けてしまう性格では疲れるよ、とも言われました。自信があることは良いことですが、だからと言って自身の能力を過大評価しすぎず、少し物足りないな、と思うくらいに抑えておく方が楽に生きられるようです。その考えを取り入れてから、私は100点じゃなくても60点取れれば合格なのだから、と良い意味で適当に物事に取り組むようになりました。
やるべきことを出来るだけ後回しにしない
やるべきことは後回しにしない、またやらずに済むことはとことんしない、というのも私にとってはストレスを溜めないための1つの方法でした。期限の決まっているものには出来るだけ早くから手をつける、思いついた用事は速やかに済ませるなど、行動に移すまで面倒くさいと思うようなことから逃げないのがポイントです。余談ですが、面倒くさいという感情はあれこれ考えてしまい段々と行動に移せなくなり抱く感情とのことで、あれこれと考えが浮かび上がってくる前にまずは1分でいいと決めてでも行動してみる、そして頭でやらなくてはと思うのではなく、その物事に情熱が持てれば自然と行動できるものだそうです。
素直に感情を言葉で表す
統合失調症を患う前、私は人に弱みを見せたくないという思いが強く、一見ネガティブに感じる感情を口にすることがとても苦手でした。しかし、何かの本で読んだのですが、そもそも人と円滑にコミュニケーションをとるには、時には自分の弱みを見せることも効果的であるという内容の記述も読みましたし、自己満足になってしまうかもしれませんが、案外弱みを口にすることはスッキリとするものだなという発見もありました。もちろん、ポジティブな感情を言葉で表現することも必要かと思います。大切なのは、自分の感情に素直に反応して言葉等で表現してみることではないでしょうか。
まとめ
時には面倒だと思うような物事から逃げず行動し、肩の力を抜いて生活することがストレスを溜めないことに繋がるようです。ただ、やはり心身ともに回復し始めてから、無理なく少ずつ取り組むのが良いと思われます。私もストレスの軽減法についてまだまだ模索している最中ですが、今回お話させていただいたことが少しでも参考になれば幸いです。