発達障害の特性
発達障害発達障害はよく、グレーゾーンと言われることが多いです。他にも身体障害者などと比べて見た目で判断しづらいです。では、発達障害とはどのようなものなのでしょうか。発達障害に関して詳しく掘り下げていきたいと思います。
発達障害とは
発達障害は主に三つのタイプがあり、自閉症スペクトラム障害(ASD)と注意欠陥・多動性障害 (ADHD)、学習障害(LD)の三つです。まず、自閉症スペクトラム障害は発達障害の一つで社会性と対人関係の障害、コミュニケーションや言葉の発達の遅れ、行動や趣味の偏りの三つがあると言われてます。次にADHDは注意欠陥・多動性障害とも呼ばれ、不注意、要するに集中力がない、あるいは多動性、衝動性といった症状がみられる障害です。そして、学習障害は全般的な知的な遅れはないものの、聴く、話す、計算・推論する能力のいずれか、あるいは複数に困難が生じる発達障害のことです。ですが、これらの症状があるものの、診断基準を満たさない場合もあり、これをグレーゾーンと言います。
では、発達障害の原因は何なのかというとはっきりした原因は判明してません。ですが、遺伝的な問題があると言われてます。一方でかつて言われていた親のしつけ方や育て方が悪い、親の愛情不足といった心因論は現在では否定されています。また、グレーゾーンという言葉がある様に発達障害は障害といえるかどうか、曖昧なところがあります。こういったこともあるので発達障害は周囲から認知されにくいというのもあると私は考えています。
発達障害者とそうでない人との違い
これが発達障害の大まかな内容です。私もこの発達障害です。私の場合は落ち着きが無かったり、注意散漫です。更に得意不得意の差がかなり激しく、相手の話の内容が頭に入って来ない事もあります。小さいうちはそこまで気にする事もありませんでしたが、大人になっていくにつれて、他の人たちと比べて「ズレ」を感じるようになりました。私は障害者であることを隠してきたので周りからは変わった人程度の認識でしたが、自身の障害を隠すことは苦労する事も多かったです。人と人との間に「ズレ」が生じることは誰しもあることだとは思います。ですが、発達障害の人はその「ズレ」が普通の人より大きくなりやすいのが一つの特徴であるのではないかと私は思います。
ここまで発達障害で困った事について触れてきました。しかし、有名人や歴史上人物にも発達障害ではないか?と言われている人はいます。その一例がレオナルド・ダ・ヴィンチで彼は発達障害者であったと言われており、ADHDだったと言われています。というのも彼はかなり集中力にむらがある人物だったようで「最後の晩餐」を制作に取りかかった時は数日間夜明けから夕暮れまで食事を取らずに絵画制作に没頭した後、3~4日間全く絵筆に触れなかったとの逸話が残されてます。ですが 3年で最後の晩餐を完成させています。ADHDは苦手なことはとことん苦手ですが、自身の得意分野では集中力を人並み以上に発揮する人物が多いのです。私自身も自分の得意分野では集中力を発揮しますが苦手なことはとことん苦手です。自身の得意なことを見つけることができれば大きな力を発揮しやすいのが発達障害の特徴と言えると私は思います。
まとめ
ここまで発達障害についてまとめてきました。発達障害には得意不得意がはっきりしていることが多いです。出来ることと出来ないことを見極めて長所を活かすことが大切であると思います。発達障害は先程も述べたように目には見えにくい障害です。それによって人と違ったり、苦労する事も多いと思います。ですが、他の人にはないものを持ってることが多いのも発達障害の特徴でもあります。それを活かすことができれば必ず武器になると思います。なので自身の特性を理解して、それを活かす環境を作っていくことが大切であると思います。参考文献
発達障害 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org
Grey Matter Leonardo da Vinci: a genius driven to distraction | Brain | Oxford Academic
https://academic.oup.com/journals
発達障害 注意欠陥多動性障害(ADHD) 自閉症スペクトラム障害(ASD) 学習障害(LD)