ADHDとASDのある私が工夫していること
暮らし 発達障害仕事で工夫していること
私がまず工夫している事は、仕事をしている時はメモとペンを常に持ち歩き、指示や作業内容を書き留めています。指示を聞いた後は内容を復唱し、確認したのちに作業を進めていくようにしています。抽象的な言葉が理解しづらいので、物を作る際には「何㎝くらいの大きさですか?」「もし、見本があるならお借り出来ますか?」と、聞いて作業を進めていくようにしています。手持ちの作業が複数ある場合は、やるべきと事を書き出して自分で優先順位を考えてから、指示をくれた人に「やるべき仕事をこれだけ持っていますが、優先順位はこれで大丈夫ですか?」と聞き、わからない時は確認するように心がけていました。
生活で工夫していること
携帯のカレンダーと手持ちのスケジュール帳に予定を書くようにすることです。私は予定を忘れることは稀ですが、予定を把握していないと一日に予定をいっぱい入れてしまう恐れがあるからです。後は忘れたらいけない事ややらなければいけない事は「TO DOリスト」のアプリを使用しています。過集中しやすい作業の時にはタイマーをセットして、作業と休憩のメリハリつけるように心がけています。
私の片付けルール
・使ったらすぐに片付ける →ADHDの特性上、片付けが苦手なので片付けを癖付けし、習慣化する
・床に物は置かない →散らかる環境がなくなる
・部屋の片付けは毎日5~10分行う(部分的に) →特性上、長時間は集中力が持続しない
・掃除グッズは使い捨てにする →部屋の片付けが苦手だからこそくり返し使うグッズは物がが増えるから
・片付けの時間を決めて行う →時間を決める事で生活の一部として考えるようになる
発達障害や疑いのあるお子さんの親御さんへメッセージ
私が30歳前に発達障害と診断を受けて感じる事は、家族が生きづらさに気づいてあげることが早ければ早いだけ本人にとっては良いです。理解していない期間が長ければ長い分だけ本人は苦しいです。そして、ご両親やご家族の方も葛藤や自分を責めてしまうと思います。当事者からしたら両親も葛藤をしているのも理解出来ますが、出来ない事やこだわりを否定されるのは自分自身(障害を否定)された気持ちになるので、障害特性や性格を理解して接して頂きたいと思います。本人が人と合わせる訓練も必要ですが、一番は愛する人、身近な人に受け入れてもらえる事。自分を受け入れてもらった上で人と歩調を合わせる訓練が出来ると感じています。
誰しも否定されれば自信も失いますし、褒めてもらえれば「頑張ってここを直したらいいのかな?周囲が理解してくれようとしているから頑張らないと」って感じる事が出来ると思います。最後になりますが、自分を責めず、一人で悩まないで誰でもいいので相談することから始めてほしいと思います。
注意欠陥多動性障害(ADHD) 自閉症スペクトラム障害(ASD)