うつ病を癒しにアメリカへ1か月間、ソウルメイトとわがまま・気まま旅へ。

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出典:http://www.photo-ac.com


今思い出しても「よく行ったな。もう2度とない経験やな」「生涯の素晴らしい思い出やな」と自分でも思います。うつで苦しんでる時。いや、何がこんなに苦しいのかさえ分からなかった時、「アメリカへ旅行に1か月行くねん。生涯かけて行きたかったんよ。」のソウルメイトの彼女の言葉。私の中でこれはチャンス!逃しちゃ駄目だよ。という心の声が聞こえます。考える余地もなく勝手に心がお願いしていました。いきなりにわがままな、一生涯かけてのお願いをしていました。「一緒にアメリカへ1か月行きたいねん。」って、普段の私なら絶対に言えないわがままです。

アメリカみたいに大きなソウルメイト



長い間の計画や下準備に時間をかけ大事にしていたアメリカへの旅です。そのソウルメイトにとって「一緒にアメリカの旅に行きたい」といういきなりの私の申し入れは、かなり迷惑だっただろうと思います。考えてみたいというか本音はお断りしたいだろうソウルメイトでしたが、私のただならない様子に、時間はかかりましたが、OKの返事をくれました。いつもならとてもこんなこと言えない筆者です。

彼女の計画は実に緻密で分かりやすく効率の良い物で、頭脳の良さを物語ってました。私はただ計画に乗って付いていくだけという申し訳ないのですがお気楽なものでした。

空路、経路、食事、ホテルやペンションなど宿泊先の手配、そして何よりは言葉です。彼女の仕事の関係もあって言葉には全く困りません。それだけに彼女はこのアメリカの旅に気持ちを掛けていたのでしょう。アメリカの旅に行けたら死んでもいいの!と言ってたぐらいですから。今思っても彼女には感謝の思いです。


おっきなおっきな自然に抱かれて



バハマでドルフィンスイムをし、シカゴ、ヨセミテ国立公園、サンフランシスコ、ゴールデンゲート・ブリッジ、カーメル、フィッシャーマンズワーフなど国内線飛行機とグレイハウンドという遠距離バスに揺られての移動。バスの窓から見える大きくオレンジ色に輝く夕陽に、何処までも果てしなく続く道。行く場所によって見せる顔が違う広い海、ヨセミテ国立公園の広大な山々、木々、夜空に輝く無数の星たちは今でも目の中に残っています。


ある障害を持つ彼女の凄いパワー



彼女は前もって私に条件をつけました。「食事は一緒にするけど、後の行動は全て別々に1人で自由に。」少女のようにか細く繊細なイメージの彼女から想像もつかないパワフルさで行動します。毎日朝早くから見知らぬ土地しかも大きなアメリカに1人、1分1秒を惜しむように時間をフル回転し行きたいところを網羅し見知らぬ異国の土地の人と英語で大いに話し、ズンズンどんどんと凄い勢いの行動力です。今だからですが、小さくて秘かな恋?もあったそうです。まるで何かを取り戻すかのように貪欲に動き回ります。それが生き生きと輝いているのです。

私は最初アメリカでの1人行動が心細く半泣き状態。恐る恐る彼女の真似をして、マップとガイドブックを片手にバスや、電車を乗り継ぎ観光し、片言とジェスチャーで話し、見知らぬ土地の人の親切に触れ、徐々にアメリカでの1人行動を楽しみ「HAVE A NICEDAY」「HELLO」の小さな会話も軽やかに。いつの間にか何とも言えない解放感と癒しを感じてました。


かつての自分を癒してあげよう



その大胆な彼女も以前は自分にもがき苦しんでいたそうです。旅の間もまだ苦しんでいたのかもしれません。色んなワークショップに参加したりしていたみたいです。子供の頃参加したワークショップで、海岸に並んで寝転び降るような星空の下「君達はみんな天使なんだよ。」という言葉にずい分救われたそうです。

きっと旅をする事で辛く苦しかった子供の頃の自分をいっぱい、いっぱい癒していたのでしょう。その為にはアメリカという大きな大きな場所が必要だったようです。別の友達も台湾に1人旅して、「いっぱい自分にご褒美あげて癒しに行くの。」と言っています。



何かが辛い方や苦しんでる方、旅行で1人見知らぬ土地に行くのは怖いですか?もちろん大勢でわいわい旅するのも楽しいです。国内も素敵な場所はいっぱいあります。しかし、何故か海外の方が自由になれ、癒される感がより強く感じます。近場の韓国、それこそ台湾を2泊3日でとかであれば、案外お安く行けたりします。カバン1つ持ってふらりと自由気ままに。「ああ、ここで降りてここを見てみようかな?」「この場所気に入ったな、ずっと見ていたいな。」みたいに皆で行くと出来ないことをして。勝手気ままに予定を決めずに、乗り物は控えめにして歩いてみるのも良いかもしれません。楽しいお店などガイドブックには載ってないお店の発見があり、なかなか面白いものになるかも。ワクワクドキドキの未知なる地での気まま旅、これがけっこう癒されるのです。

まつみや ちかこ

まつみや ちかこ

不安障害、不眠症、抑うつ病が20歳代から軽症で出はじめ、ここ10年ほど前より病気のことを強く意識するようになりました。病気を治すのに、ヨガ、ウォーキング、漢方薬など試したりし徐々に回復しています。
現在、就労移行事業所へ通所しながら就職活動中。就職し好きな事の1つのゴスペルを歌う事をまた始めたいと思っています。癒しのバハマでのドルフィンスイム体験と、1か月かけてのアメリカ大陸縦断の旅は、一生涯忘れられない貴重な思い出です。

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