卒業生の声:30代男性・製造業

「アイ・ワークス西明石にいた頃・現在」

①どのような作業をしていましたか?


アイ・ワークスでは毎週土曜日に様々なイベントを行うのですが、そのイベントの準備や当日の運営は利用者主体で役割分担を行って実施します。 様々なイベントを通して、チラシ作りや告知、イベントで食べる昼食の予約やお菓子・飲み物の買い出し、イベントの司会進行やゲームコーナー進行の準備等、色々な役割をさせて頂きました。 個別の時間では主にグループワークで出される課題や就活準備(自己分析や履歴書作成、面接練習等)を行っていました。 また、公認心理士さんが出勤される週2回、定期的に面談頂き、自身の障害特性から生じてしまう様々なトラブルの整理や振替りを一緒に実施頂きました。

②好きな作業・大変だった作業は?


アイ・ワークスでは毎日様々なジャンルの訓練プログラム(グループワーク含む)を準備して下さっており、「メンタルヘルス」・「就活講座」・「ビジネスマナー」・「プログラミング学習」・「運動プログラム/ヨガ」・「お金の授業」・「食育」etcと、毎回の受講がとても楽しかったです。 中でも、公認心理士さんによる「メンタルヘルス」の講義は大学の講義を受けている感覚で、本当に色々な事を学ぶ事が出来て、とても有意義でした。 大変だったのは、上記に挙げた訓練プログラムの中のグループワークを実施する上で、利用者同士真剣に取り組むからこそ、稀に意見の衝突が生じてしまう事がありました。 私自身、障害特性上感情的になりやすい事が多く、入所直後周囲と協調する事にとても苦労しました。

③どのようなスキルが身につきましたか?


②の「大変だったこと」に記載した周囲との協調性に対し、日々訓練に取り組む中で自身の障害特性を少しずつ理解しながら自分の懐に落とし込む よう努力しました。 その結果、入所前より自己理解が増し、協調性の向上に繋がり、卒業時職員さんから「良い意味で変わったね」と言ってもらえたのがとても嬉しかったです。

④やりがいのあった作業はありましたか?


②で挙げた「プログラミング学習」です。 (「プログラミング学習」の詳細は職員さんごブログで紹介されているので、興味のある方はそちらもご覧下さい) 全5回、約2ヶ月に渡って利用者同士でチームを組み、自分達で ・企画(テーマ選定) ・設計(フローチャート作成) ・開発(プログラミング) ・プレゼン発表 と、仕事と同様一連の流れを自分達でやり切るという訓練で、私は前職でプログラミングの仕事をしていた事もありますが、チームみんなが役割を持ち、それぞれ内容を理解しながら進めていくというのはとても大変な事でした。 ですが、学ぶ事もたくさんあり、プレゼン発表後お褒めの言葉を頂けたのと、何よりもやり切った達成感を味わえたのがとても良かったです!

⑤アイ・ワークスでの経験が役に立ったことはありましたか?

③で書いた、自身の障害特性を含めた自己理解の向上により、プライベートでも妻や娘との接し方について見つめ直すきっかけとなり、以前にも増して家庭の雰囲気が良くなりました。

「お仕事について」

⑥どのような業種で、どのような仕事をしているのですか?


業種:製造業(大小様々な形状の金属の加工を行っている会社です) 職種:機械図面の製図作業(現在CADでの製図作業の見習い中です) 具体的な内容としては、パソコンのCADというソフトを用いて、製品をどの様に加工するかを指示する「設計図面」を描く仕事です。 CADを扱うのは初心者なので、約3ヶ月経つ今も見習いとして、日々CADを使って過去の設計図面を自身で製図する勉強をしています。

⑦その仕事を選んだ理由は?


一言で言えば、「モノづくり」に関わる仕事に一番興味があるからです。 前職でも、今と職種は異なりますが製品開発の仕事をしてきましたが、業務が多忙であったり、上司や同僚の方との適切な人間関係を上手く構築出来ず、安定就労が困難な状況でした。 ですので、アイ・ワークスに通所する目的として「仕事選び」というのは私にとってとても重要な課題でした。 就活する際、これまでとは分野が全く異なる業種や職種という選択肢も色々考えたのですが、たまたま求人検索で現在の会社の求人を見つけました。 募集職種が未経験業務であった為、これまでの仕事で得た知識・経験を活かしつつ、アイ・ワークスでの日々の訓練で学んだ事を活かし、心機一転、初心に戻ったつもりで頑張ろうと思えたので、現在の会社に決めました。

⑧どのような心構えで仕事に臨んでいますか?


基本的な事ではありますが、やはり報告・連絡・相談の徹底です。 未経験業務の為、分からない事ばかりで上司に色々と教えてもらわないと仕事が進まない状況です。 ですので、上司に質問させて頂くタイミングや、質問前の事前整理、一度教えて頂いた内容は纏めて整理する等、相手に不快感を感じさせないように心掛けています。

⑨仕事は楽しいですか?


見習いの立場なので、まだまだ楽しいと思える心の余裕はありません。 ですが、少しずつではありますが、入社当初に比べ図面に関する知識とCADの操作方法が身に付いてきており、成長を実感できるようになってきました。

「これから就活される人にアドバイスをお願いします!」

⑩面接時に気をつけることは?


一番大切だと思うことは、面接官の質問の意図を汲み取る事だと思います。 質問に対する答えが的外れだと、相手に不信感を与えてしまうと思います。 その為にも、質問を良く聞き、一呼吸置いてから受け答えする様に気を付けていました。 私は面接慣れする為にも、職員さんに面接練習に 何度も付き合って頂き、適切なフィードバックを頂けた事も、とても役立ったと思っています。

⑪体調管理、休日の過ごし方・リフレッシュ方法は?


体調管理は、規則正しい生活を心掛け、一定の睡眠時間を確保する事。 そして、退社前に必ず仕事の進捗整理を行ってから退社する事を心掛けています。 そうする事で、モヤモヤした状態で帰宅せずにすみ、退社後は仕事の事から頭を切り替える事が出来ています。 休日は大好きな家族と過ごす事で、心身ともにリフレッシュが図れていると思います。

⑫人間関係のために、日頃から心がけていることは?


他の卒業生の方も書かれていましたが、仕事を進めていく上で上司へ質問や相談する事は必要不可欠です。 質問しやすい関係を構築する為にも、⑧で記載した様な事を常に意識し、相手に不快感を与えない様に心掛ける。 それでも不快感を与えてしまったと思ったら、きちんと謝る事を徹底する事で、良好な人間関係を保つ事が出来ると信じ、実践しています。

⑬最後にひとこと


「就活」というのは、色々な不安があって当然だと思いますし、私もそうでした。 ですが、漠然と不安を抱くだけではなかなか上手くいかないと思いますので、不安を解消する為にはどんな行動をすべきかに視点を変え、とにかく一歩踏み出してみる。 一人で歩みだすのが難しければ、周囲に助けを求め、相談に乗ってもらう。 アイ・ワークスには色んなタイプの職員さんが在籍しており、素敵な職員さんばかりです。 もしも一人で悩みを抱えている人がいらっしゃれば、是非アイ・ワークスを頼ってみてほしいと思います。 職員さんが「長く幸せな就労」に辿り着ける様に、必ずサポートしてくれると思いますので!

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

施設情報

就労移行支援事業所アイ・ワークス西明石

就労移行支援事業所アイ・ワークス西明石

最寄駅:
  • 西明石:JR神戸線(神戸~姫路)

週一日からでも通所できます!障害のある方の就職をサポートしています。
就労移行支援事業を通じて障害のある方の自立を支援し社会に貢献することを目指しています。

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