HSPと、ともに。

可愛いは癒し!二次障害のうつや不安に効く、ぬいぐるみセラピーって知っていますか?〜HSPと、ともに。<vol.20>

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HSPと、ともに。vol.20 <毎月1日連載>

最近、ぬいぐるみセラピーでうつや不安が改善されると話題になっています。

参考記事:ぬいぐるみ療法とは?~うつ病に効果あり
 
いい歳をした大人がぬいぐるみを買うなんて…と、はじめは思っていましたが、やってみたら本当に良かったです。かなりの効果がありました。方法は簡単です。ぬいぐるみを抱きしめたり、撫でたり、話しかけたりします。朝起きたら「おはよう」、夜寝るときは「おやすみ」、出かける時は「行ってきます」、帰ってきたら「ただいま」と言って話しかけます。

辛い時は、抱きしめると涙が出ます。自分を抱きしめるのと同じ効果があるそうです。ふわふわの肌触りで、触ると落ち着きますし、抱きしめているのは自分の心なので癒されます。また、ペットを飼育するのは大変ですが、ぬいぐるみだと簡単です。私はずっと犬を飼っていたので、また新しいペットを飼ったのと同じくらい毎日が楽しくなり、元気になりました。

私は最近、うつになりかけていました。うつになってしまったら怖いなーと思い、どうしようか考えていました。昨年、HSPの過敏体質ゆえの電磁波過敏症と化学物質過敏症を同時に発症し、治療の辛い日々を送っていたのですが、パニック障害の薬の副作用も辛くて、薬を止めたところ、ものすごい恐怖と禁断症状にも苦しみました。ひたすら治療に耐えて、体調はかなり回復しましたが、嫌な出来事が続き、おまけに今年は地震や台風など、恐怖と不安を感じる自然災害も多く、疲れ切っていました。

そこで前から気になっていた、ぬいぐるみセラピーを試してみました。テレビで、不眠の治療に好きなものを寝る前に見たり触ったりすると、リラックスして夜もよく眠れるようになると言っていました。また、タレントさんがぬいぐるみを集められているのを見たり、辛い時は悲しそうな顔に見えて、なぐさめてくれるような気分になると言っているのを見たので、興味もありました。

私には大好きな犬のぬいぐるみがいいなと思いました。抱きしめられる子犬くらいの大きさのものを買いました。また、自閉傾向で人とのコミュニケーションも得意ではなくストレスが溜まるし、パニック障害なので、1人でいることが多いです。あまり人に悩み事を話すこともないので、ぬいぐるみに話しかけることでスッキリします。誰かと一緒にいたいという気持ちも解消されるし、本当は亡くなったペットや母親と一緒にいたいのですが、代わりになるくらい、今では愛おしい存在です。大切な家族です。

ぬいぐるみには安心感があり、100%素の自分をありのままさらけ出せますし、気を遣うこともないので、自分の本当の気持ちがよくわかります。自分の気分によって、ぬいぐるみの表情もころころ変わって見えます。困った顔、悲しそうな顔、嬉しい顔、その時々で、いろんな気づきがあります。

私は地震の恐怖でパニックになって動悸がしても、抱きしめると落ち着いてきました。また、パニック障害のため、車での移動中、渋滞やトンネル、橋や高所など、苦手な場所でもぬいぐるみを抱きしめて話しかけると恐怖が軽減されました。旅行先ではホテルの部屋が高い階だったので恐怖を感じていましたが、一緒にいると安心できました。うつぎみだったのが、ひどく落ち込むこともなくなって、薬を飲まずに回復しました。

笑顔が増えて、毎日が楽しくなりました。ゆるキャラも人気ですし、アミューズメントパークなどで、キャラクターを見たり、身につけたりすると、テンションが上がり楽しくなりますよね?可愛いものの存在ってすごいと思いました。もうすぐクリスマス。街ではぬいぐるみをたくさん見かけます。ぬいぐるみセラピー、一度試してみてください。

川田 直美  障害者ドットコム株式会社スタッフ

川田 直美  障害者ドットコム株式会社スタッフ

HSP、ASD(自閉症スペクトラム)、ADHD、LD(学習障害)があり、発達障害をコンプリート。パニック障害もあり、生きづらさも感じながらも、日々楽しくいこうと考えている。今まで、花屋、ケーキ屋、カフェ、デザイン企画、オリジナル雑貨制作などいろいろな仕事を経験。自然と犬と本が大好き。

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