発達障がい〜神からの贈り物〜

column11月号 人間関係に困らないための簡単な方法(『発達障がい~神からの贈り物~』第108回)

発達障害

UnsplashHans-Jurgen Magerが撮影した写真


『発達障がい ~神からの贈り物~』 第108回 <毎月10日連載>

ここ15年ほどは本当に人間関係で困ることが激減した。時折、1年に一度くらいかもっと少ないかも知れないが、困ったときでさえ大抵は数日で解決できるし、結果的に困りごとに感謝できるようになった。

それまでの私は人間関係に困らない時間など一秒も存在しないほど、常に問題を複数抱えていたのに。そんな私が今日のようになれたのは幾つかの気づきが基になっているが、それらを話し出すと気が遠くなるほど時間がかかるので割愛し、結果のみお話しします。

人間関係に困らなくなる方法、それは他人に期待しないこと。

多くの方の頭の中にクエスチョンマークが泉のように湧き上がったのっではないでしょうか?これから簡単に説明します。

例えば、私を蔑む人がいたとしましょう。他人に蔑まれて多くの人は心が痛むでしょう。もちろん私も気分が良いわけではありません。他人を蔑む行為をやめて欲しい、そんな気持ちになるのは至極当たり前でしょう。しかし、よくよく考えてみるとその人に蔑む行為をやめることを期待していますよね。ここで私はその期待を捨てます。

そんな人と仲良くなる必要はないし、切れる人間関係なら即座に関係を絶つ。それが叶わなくても必要最小限の関係に留め決してわかり合おうとしない。そもそも他人を蔑む人など早かれ遅かれどこかで人間関係を破綻させてしまうだろうから、心が傷ついたりそんな人に腹を立てたりする時間って無駄だと思いませんか?そんな時間があるなら私は自身の能力を伸ばすために使います。

他人に期待しないということは言い換えれば他人を変えようとしないこと。自身が変えられるものとそうでないものを自他分離し、変えられるものに集中する、こうすれば人間関係に苦しむ必要はありません。

更に、他人に期待しないことの裏返しとして、他人からの期待に無理に応えないことも私は実践しています。私自身が私に期待するなら無条件で努力するが、本人が期待していないことに心をすり減らせてまでやる必要なんてあるでしょうか?

こんな風に生きていると人間関係がかなり整理できトラブル自体も少なくなった気がします。他人を搾取する人間は他人の心にある期待を弄ぶのが常套手段。なので期待もしないし期待されもしない私を弄ぶことはほぼほぼ不可能になってしまう。

そうして他人に振り回されなくなった私は自身の生きたい生き方に邁進できるようになり、ともに励む同志やこんな私を応援してくれる人たちとも多く出会えた。更に人間関係を円滑に送れる時間が増えた。

最後に、私は私自身に大きく期待をしている。他人に期待をされなくても自身の期待に沿うために毎日が充実しているし、期待に応えられたときに喜んでくれる仲間も存在する。

他人に期待するなら自身に期待せよ

これが私のモットーでもある。他人などに期待せず変えようとせず、自身に期待し変革し輝かすことで人間関係の疲れなんて一気に吹き飛んでしまうと思うよ。


公式ブログ https://ameblo.jp/suzie-net

Kei(ケイ)スズキ

Kei(ケイ)スズキ

★個人学習塾えるすた講師
★いずみハッタツ友の会代表、高知大学農学部卒
★過去職歴:放送ディレクター、スタジオ・ミュージシャン、カメラマン、道化師、学習塾経営、Webプログラマーなど
★10年の鬱の後に発達障害の診断を受ける。現在はピアカウンセリングサポートにも積極的に関わる。自称『人生を楽しむパイオニア』
公式ブログ https://ameblo.jp/suzie-net

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