一般社団法人「全日本知的障がい者スポーツ協会(略称:ANiSA)」について~知名度がなくて困っています
知的障害 スポーツ一般社団法人「全日本知的障がい者スポーツ協会(All Nippon ID Support Association、略称:ANiSA )」についてご存知ですか?ご存じない方も多いと思います。なぜならば、2018年4月から本格活動を始めたばかりの団体であり、知名度のなさに悩んでいる真っ最中なのですから。
ANIiSAの主な活動は知的障害者スポーツ振興で、パラリンピックなど世界クラスの大会も視野に入れたアスリートを様々な形で支援しています。パラリンピックを視野に入れているどころか、2012年のロンドン大会から水泳・陸上・卓球で既に知的障害者のカテゴリーが存在します。ただ、身体障害者がメインと思われるパラリンピックにおいては、知的障がい者そのものの知名度がかなり低いと言わざるを得ない状況です。
ANiSA最大の課題は知名度です。スポーツ振興からアスリート支援まで幅広い活動を行われておりますが、上記の通りなにぶん知名度が低く協賛頂ける企業や個人も少ないのが現状です。その為、資金繰りに大変苦慮しており、選手の遠征などに支障をきたしています。
ANiSAの理念
ANiSAの設立理由は、既存の国内向け知的障害者スポーツ団体などと連携しつつ、知的障害者のスポーツ振興を図ることです。その5つの柱として、「競技を行う環境の整備」「国内外における運動やスポーツの情報を収集・発信する」「指導者を育成する」「国際大会等に選手や役員を派遣する」「重度・重複障害向けのプログラムを開発する」がございます。
知的障害者のスポーツ参加を通じ、本人には豊かな人間性の涵養(かんよう)と社会参加を、社会には知的障害に対する正しい理解を促していくことが ANiSAの理念です。いわゆる「ダイバーシティ&インクルージョン」を知的障害の分野でスポーツという側面から実現しようとしています。現在は、ダウン症の方々も積極的に参加して頂いております。
しかし、掲げた5つの柱を実行するにあたって費用面の課題が大きくのしかかっているのが現実です。知名度が無いため協賛してくれる団体企業や個人なども少なく、思い通りにの活動が出来ておりません。国際クラスのアスリートが誕生したとしても、現実の問題として遠征費用が無いため世界大会に出られない状況でもあります。
ANiSAの主な活動
具体的な知的障害者スポーツへの活動としましては、直接スポーツ振興をするだけでなく療育に関わる事業や既存のスポーツ団体との連携や支援も含まれています。また、知的障害者スポーツに適した指導者の育成及び認定、指導者向けのDVDや書籍を製造および販売する事業、国際大会への派遣に関する支援なども行っています。これらは5つの柱にも関わっていますね。
他にも、知的障害者スポーツに関連した調査研究をしたり、講演会やワークショップ等を開いたりする啓発事業も行っています。知的障害者だけでなくその支援団体や、地域発展・発展途上国支援、差別根絶への働きかけなど活動範囲は広いです。
活動は幅広いですが、やはり軸となるのは知的障害者スポーツの振興と、それに必要な指導者の育成になってきます。結果を出したアスリートがより遠大な大会へ出られるよう派遣する為の支援も含めると、必要な労力や費用は結構膨れ上がっていることでしょう。これだけの活動をするにあたってANIiSAが直面している課題とはズバリ費用面なのです。
知名度が無いので資金繰りが困難
ANiSAの活動は慈善事業ではなく、費用を必要とする一般社団法人としての事業です。懐事情が悪ければ事業どころか法人としての形を保つことすら出来なくなります。ところがANIiSAは資金面でだいぶ苦しい立場にあり、今は選手の大会出場に必要な遠征費用で悪影響が出ています。
クラウドファンディングも1度だけ専門業者に依頼して実施したのですが、活動するにあたって十分な資金が集まることはありませんでした。現在は公式HP上に寄付の窓口を置いているほか、JALネクストアスリート・マイルでも寄付を受け付けております。
寄付のお願い
知的障害者スポーツの振興や指導者育成など様々な方面で活動しておられるANiSAですが、活動にあたって資金面で非常に苦しんでいます。よろしければ、下記に記載されております公式HPかJALネクストアスリート・マイルのページから寄付の手続きをお願いいたします。
参考サイト
一般社団法人 全日本知的障がい者スポーツ協会
https://anisa.or.jp
JAL - 参加競技団体「JALネクストアスリート・マイル」
https://www.jal.co.jp
知的障害