軽度の知的障害があると知った後の話し

知的障害

出典:Photo by Felicia Buitenwerf on Unsplash

ここからは、病院で診断を受け「軽度の知的障害」があることを知り、障害について調べ、友達に相談して、私の気持ちが救われた、その後のお話しです。

診断結果が出てから

診断を受け診断結果が出て、今まで苦痛に感じていた気持ちも少しずつ無くなっていったのですが、ひとつだけどうしても取れない苦痛がありました。

それは「相談に載ってくれた友達」「診断を受けるのに一緒にきてくれた母親」の2人にしか理解をしてもらえなかったことです。

当時「働いていた職場の人達」「母親以外の家族」「他の周りにいる友達」には理解されずに"気持ちの問題"とか"思い込み"とかの言葉が診断を受ける前よりひどくなって行きました。

診断を受けた後は、それが原因で「他の周りにいる友達」「職場の人達」に怒られることが増えました。

でも自分の中で思い込みや、気持ちの問題では無いと分かっていたので、すぐにでも環境を変えたいと思い仕事を辞めて引っ越すことにしました。

しかし、引っ越しをして環境を変えても苦痛が取れることは全くなく、自分の中で何をやっても「変わらない」「何もできない」と思いこんでいました。

そんな中、診断をしてくださった先生のところに相談しにいくと、先生から色々な支援があることを教えてもらいました。

その支援の中に私が苦痛だと感じていたものを救ってくれる「就労移行支援」と出会いました。

病院の先生に就労移行支援事業所を教えていただいた時、正直私は「そんな所にいって何の意味があるのだろう」「どうせすぐに辞めるものだ」と思っていました。

そんな気持ちを抱きながらもその支援を受けることにしました。ですが、いざ受けてみると私が抱いていた疑念が一瞬で吹き飛んで、ここなら信用できると思えることができました。

ですが、通いはじめてから4か月ぐらいは何もやる気が起きず、ただ通っているだけで時間を無駄にして過ごしていました。

それでも、その就労移行支援の指導員の人からある資格の勉強をすすめてもらい、今はその資格の勉強をしています。

自分と向き合い障害を受け入れる

支援を進めてくれた「病院の先生」「就労移行支援で出会った指導員」「私と一緒に頑張ってくれている周りの人たち」「診断に一緒についてきてくれた母親」「いつも真剣に相談に乗ってくれた友達」のおかげで自分に対しての考え方が変わりました。

いま私の中では「バカにしてきてた人たち」「お前じゃ何もできない」と決めつけてきた人達に、障害があったとしてもできることはたくさんあるのだと見せつけたいと思っています。

伝えたいこと

私が伝えたいことは、自分に障害があってしんどい思いをしている時はまず「自分の中で信用できる人に相談するのが一番」だということです。

当たり前のことかも知れませんが、その当たり前のことをするのに勇気が必要な時もあります。

自分からいい出すことや、はじめに一歩を踏み出すことは確かに怖いと感じることがあるかも知れません。

ですが、一歩でも踏み出してしまえば周りは敵ばかりではなく、大勢の人達が手を差し伸べて味方になってくれます。誰かに相談するのが怖くて言葉が出ない人も自分のペースでいいので、勇気をだして相談してみてください。

その行動がいつかあなたを変えてくれます。

しんどくて自分に自信が持てなくなったとしても自分1人では無いので、必ず誰かが味方になってくれます。1人で抱え込んで解決しようとするのではなく誰かを頼ってください。

今自分が障害のことやそれ以外で困っていることがあれば、誰かに相談をして一緒に考えてもらうのが一番の解決策だと私は思っています。

なので、しつこいようですが、誰かに話す勇気を持ってください。

必ず1人ではないので決して「自分だけだ」とは思わないでください。

それと、自分で自分を責めないでください。自分のことを認めるのも一つの勇気です。自分のことを認めてあげなければ何もできないと思います。

そうすることができれば、自然と行動を起こす勇気が出てきます。

なので、凄く時間がかかると思いますが、それも自分のペースでいいので認める勇気を持ってください。

最後に

何事もまず勇気を持つところからなので「その環境から逃げる」「誰かに相談する」「自分の障害と向き合う」「自分を認める」これら全て勇気を持つところからです。

勇気を持てたら自然と自信に繋がって、それが自分の障害を受け入れることに繋がります。

なので、自分のペースで大丈夫なので何事も勇気を持ってください。

私が伝えたいことは以上です。今でも私のように障害のことや、それ以外で苦しんでいる人達がいるのであれば、私の経験や言葉がその人達の助けになると、私もすごく嬉しいです。

最後にもう1度だけいいますが、1人ではないので自分のペースでいいので誰かに助けを求める勇気を持って下さい。必ず誰かが助けてくれます。

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大学1年で大学を辞めて働きだしてから軽度の知的障害を発覚しました。それから本を読んだりして自分が何が得意で何が苦手なのかを勉強して、今でも自分のことを勉強中です。

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