知的・発達障害をもつ子どもたちに運動の楽しさを~大阪・高槻のPLAYn(プレイン)
ニュース出典:放課後等デイサービス PLAYn(プレイン)
オープンから半年を迎えた「PLAYn(プレイン)」、茨木駅前にも開設へ
2016年11月にオープンした大阪・高槻市の「放課後等デイサービス PLAYn(プレイン)」は、知的・発達障害をもつ子どもに運動療育を行うことで、運動機能とソーシャルスキルを習得できるよう支援しています。
発達障害の特性から見られる行動障害が脳機能に原因があるということがいわれていますが、発達障害児者への支援関係者でさえこのことを十分に理解できていないのが現状です。
発達障害をもつ子どもたちが、大人の指示に従う力を育んでいくためには、脳機能の向上が必要です。PLAYnで行われる支援プログラムは大学教授の監修で作られたもので、問題の発生を予防し、最大限の効果を得るため、マイペース(利用者の行動に合わせて対応する)ではなく、ユアペース(利用者からみて支援者のペース)で支援が行われます。
一般的に障害児施設では、支援内容を公開していないことが多い中、PLAYnでは、包み隠さず、支援を親御さんの目の前で行なっていることが大きな特徴の1つです。支援の様子を目の前で見て、効果を肌で実感することができるようにしているのです。
また、本人だけでなくきょうだい児への支援も大切にしていて、そうすることで親御さんのハッピーにもつながると考えています。
遠方からの問い合わせも多く、京都府や兵庫県からも利用者が来られています。8月から茨木駅前に2か所目を開設する予定で、今後施設数を増やして需要に応えていきたいとしています。
すべての障害をもつ子どもたちにスポーツを
運動療育を行う中で見えてきた課題が、現在、発達障害をもつ子どもたちが行きやすいスポーツスクールがあまりにも少ないということです。そこで、PLAYnでは、誰もが楽しくスポーツを体験できるそんな世の中にしたいという思いで、キッザニアのスポーツ版をイメージして、スポーツスクールを5月より開講しました。
その第1弾として、5/7淀川河川公園にてツリーイング教室が開催されました。
5/21にはバスケットボール、5/28にはフットサルのスポーツ教室が高槻市内で行われました。
どの種目も障害者スポーツの専門家にコーチ4~5人に入ってもらうなど、特性を理解した人達が指導を行う体制をとっています。
個別から小集団、小集団から大集団へとステップアップしていけるようPLAYnでは、支援を行なっていますが、発達障害を持っていても大集団でのスポーツをみんなで楽しめるようにすることが、大きな目標の1つとしています。
スポーツスクールに参加するには?
PLAYnで毎月日曜日に行っているスポーツスクールに参加したいと思われた方は申し込みが必要です。対象は小学生から中学生までとなっています。きょうだいの参加や保護者の同伴も可能です。
参加費は、放課後等デイサービスのサービスとして提供しますので、サービス受給者証に記載されている利用者負担上限額をご確認ください(別途、スポーツ保険料500円が必要)。福祉サービスでの利用をご希望されない場合やきょうだいの方は1回の料金は3,240円(会場代・スポーツ保険料込み)です。
参加方法は、事前予約制となっています。全種目先着順で定員は15名程度です。現在はフットサル、バスケットボール、ツリーイングの3種目ですが、今後はテニス、スキー、ダンスなどの種目も追加して、もっと選択肢を増やしていくそうです。
参加をご希望の方は、http://playn.jp/school.htmlの詳細をご覧いただきお申し込みください。
【放課後等デイサービスPLAYn(プレイン)】
大阪府高槻市栄町4丁目22-21
TEL:072-668-6860
E-mail:info@playn.jp
URL:http://playn.jp