発達障害があっても気軽に楽しめるピアノ教室〜障害と言葉の壁を越えて
ニュース発達障害の子どもから大人向けのピアノ音楽教室が、東大阪市にあります。障害のある子どもを音楽にふれさせたい。けれど、言葉のやりとりやコミュニケーションが難しい、じっとしていられない子どもにも教えられる音楽教室は中々見つかりません。しかし、このピアノ教室では、軽度から重度まで色々な個性を持つ子ども・大人まで、本人のペースで楽しく音楽を学べます。
音楽とは、障害や言葉を越えて自由に人と繋がるツール
障害のある子どもも、ピアノを学べる場所
ピアノ教室に来る方は定型発達の子どもに限らず、学習にゆっくり時間を必要とする子どもから、言葉のやりとりやコミュニケーションの難しい子ども、発達障害が発覚した大人まで様々です。本人の特性とペースに応じた丁寧なレッスンを受けられます。
どんな先生がピアノを教えてくれるのか
ピアノ教室の講師・政田由紀さんは、特別支援学校の講師も兼ね、ピアノ教室の指導歴は20年にも及びます。85名ものハンディを持つ子ども達に、音楽とそこから生まれる喜びを教えられています。
政田さんが大切にするのは、障害のある子どもがピアノを通じてコミュニケーションを交わす力、自己を表現する力を育むことです。ピアノの美しい音色と楽しいリズムは、言葉を介さない人と人との関わりや心の安らぎを生む、と考えるのです。最初は譜面や楽譜を読めなかった子ども・人が、自分ペースでコツコツと練習した結果、一曲を上手に弾けるようになります。そこから、本人の心に達成感と自己肯定感が芽生えます。
音楽レッスンでは、どんなことをするのか
この教室では、ポップスを中心とした指導をしています。ポップスとは、ポピュラーピアノの略です。クラシックとは異なり、ポップスでは1弾楽譜とコードを覚えれば、自分の好きな曲をすぐ弾けるようになるのです。譜面を読めなかった子どもでも、やがて自由に弾く力を成長させることができます。
ピアノの個別レッスンの他、色々な子ども達との演奏・交流するグループレッスン、一曲演奏会、発表会等もあります。障害のある子どもと、障害の子どもと初めて出会う子ども同士の交流を通じて、障害のある子もそうでない子も、互いへの優しさと安心を育むのです。
さらに政田さんの活動は、音楽レッスンのみに留まりません。障害のある子どもと親御さんが抱える日常生活の悩みについても話を聞き、支援に役立つ情報の紹介など、橋渡し的な役割もします。
「ピアノを通じて自己を表現したい、人とのコミュニケーションを楽しみたい。」
もしも、興味を抱かれた方はこの機会にぜひ、ピアノ・音楽で繋がる世界へ足を踏み入れてみませんか?
政田由紀ピアノ教室
https://piano-masada.jimdofree.com