うつの時に救われた言葉

うつ病 双極性障害(躁うつ病)

出典:Photo by Andrew Neel on Unsplash

僕は何でも独りで抱え込み自分で自分を責める人間でした。イライラしたり、ダメな自分が嫌で自傷行為を繰り返す時期もありました。そんな時、ある人に言われた言葉で心が救われたので紹介したいと思います。

そもそも何故独りで抱え込むのか

僕と同じように独りで抱え込むタイプの人はたくさんいると思います。でも理由は様々だと思います。僕の場合、母子家庭で育ったからだと思います。生まれた時から母と2人暮らしで母は夜の仕事をしていました。6歳くらいのころから夜は僕ひとりで過ごすのが当たり前でした。毎晩コンビニ弁当を買いに行き、独りでテレビを見る生活でした。ある意味自由な生活だったかもしれません。独りで好きなものを食べて、好きなテレビを見て親の目を気にせず過ごす毎日。でもこの生活せいで、何でも独りで抱え込む自分になったんだと思います。独りでいると人に頼る事を覚えられないのだと僕は思います。

そしてうつに

僕は20歳ぐらいの時から失恋や夜勤のバイトによる不規則な生活を送ってました。さらに将来の夢や目標がないなどで生きる意味が見出せず、自分に対してイライラし自傷行為を繰り返していました。 このころから心療内科に通院していましたが、あまり医者にうまく悩みを相談できませんでした。ただ「気分が落ち込む」や「眠れない」などとだけ伝えていました。身近な人にも相談することも出来ませでした。何なら他人をあてにしていませんでした。なので結局、独りで抱え込み、しまいには薬を過剰摂取して入院してしまいました。入院生活があまりにも退屈で苦痛だったので二度と入院するようなことはしないと決意しました。

うつは甘えじゃなく甘え方を知らない

ある時、ある人と話す機会があり「うつは甘えってよく言うけど、そうじゃなくて甘え方を知らない人がなるんだよ」と言われました。この言葉を聞いた時、僕は凄く腑に落ちました。そして救われました。今まで独りで何でもやるのが当たり前だと思っていましたが、そうする事によって自分で自分を追い込んでいたのだと気づきました。うつの人が全員そうだとは言い切れませんが、僕と同じように独りで抱え込む人は当てはまるんじゃないでしょうか。

現在

今僕は双極性障害と診断されており、就労移行支援事業所に通所しています。自分と同じような人たちの役に立てる仕事に就きたいと思っています。 正直、今でも独りで抱え込んでしまう時があります。でもその度にこの言葉を思い出します。そして、友人や支援員さんに相談するように心がけています。人に話すだけでもスッキリしますし、言葉にして発信するだけで悩み事が整理出来る気がします。なので、僕と同じ人がいたら独りで抱え込まず、誰でもいいので甘えてください。たとえ求めていた答えを得ることが出来なくても、自分の中で溜め込んで爆発するよりは何倍もマシだと僕は思います。これを読んでくださった1人でも多くの人の心が救われることを願っています。

セブ

セブ

映画と海外ドラマとROCKと猫を愛する28歳の男です。
双極性障害Ⅱ型で就労移行支援事業所に通所しております。

うつ病 双極性障害(躁うつ病)

関連記事

人気記事

施設検索履歴を開く

最近見た施設

閲覧履歴がありません。

TOP

しばらくお待ちください