映画『旅立つ息子へ』自閉症スペクトラムの息子と織りなす感動巨編 3月26日(金)より順次ロードショー
発達障害 エンタメ©︎ 2020 Spiro Films LTD.
第73回カンヌ国際映画祭やバンクーバーなど世界中の映画祭に正式出品され観客を感動で包んだ、ニル・ベルグマン監督の最新作『Here We Are』(英題)を『旅立つ息子へ』の邦題として、3月26日(金)にTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開することが決定しました。
息子に全人生を捧げた父が辿り着いた答えは
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最愛のわが子の巣立ちという、親であれば誰にも訪れる別れのとき。息子に全人生を捧げた父が辿り着いた答えに、世界中が爽やかな感動に包まれた親子愛の傑作が誕生した。
世界でいちばん愛する息子のために、キャリアも妻も捨てて、子育てに人生を捧げてきた元グラフィックデザイナーの父。「金はなくても愛がある」と田舎に引っ込み、息子と2人だけの世界を楽しんできた。ところがある日、彼らに突然の試練が訪れて──。
自閉症スペクトラムを抱える息子を全力で守る父と、父の愛を受けとめて心優しい青年に成長した二十歳の息子。このふたりの結末に、「国境を越えてどの国の親でも共感できる作品」「本当に"染みる"という体験」と深い余韻を残し、絶賛の声があがっている。
イスラエルを代表する巨匠ニル・ベルグマンと俳優
本作のメガホンを撮ったのは、イスラエルを代表する巨匠ニル・ベルグマン。母国イスラエルを舞台に、繊細に揺れ動く家族の姿を描き続けてきた。父親を失った家族の再生を描いた『ブロークン・ウィング』(02)で長編デビューし、第15回東京国際映画祭でグランプリを受賞。続く2作目の『僕の心の奥の文法』(10)では、大人になることを拒んだ少年の姿を通し、戦争が迫るイスラエル国家や大人への抵抗をユーモアを交えて描き、同映画祭でグランプリを受賞した。
息子ウリ役を演じた気鋭の新人ノアム・インベルは、オーディションでこの役を勝ち取り、そのリアリティ溢れる天才的な演技は『ギルバート・グレイプ』のレオナルド・ディカプリオの再来を彷彿させると世界中で評判に。まるで役作りとは思えないほど、自然な姿でその複雑なキャラクターを体現した。実際に、彼の父親は自閉症スペクトラム施設の職員で、小さい頃から施設の友達と一緒に育った経験が、キャラクターへの深い理解に繋がっている。
父親役のシャイ・アヴィヴィは『喪が明ける日に』(16)などに出演のイスラエルで活躍するベテラン俳優。息子への想いを全身で表現した、その溢れる慈愛は涙なしではみることができないだろう。
父と息子の実話に基づく絆の物語
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「別れられないのは、息子ではなく父親の方だった」20年間24時間、ずっと一緒に過ごしてきた父と息子。旅を通して息子の成長に気づいたとき、切なくも優しい別れが、ふたりを温かく包み込む。
世界中で共感と感動の涙がこぼれた、実話をもとにした親子の愛情物語
『旅立つ息子へ』 3月26日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開
監督:ニル・ベルグマン
脚本:ダナ・イディシス
出演:シャイ・アヴィヴィ、ノアム・インベル、スマダル・ヴォルフマン
2020年/イスラエル・イタリア/ヘブライ語/94分/1.85ビスタ/カラー/5.1ch/英題:Here We Are/日本語字幕:原田りえ
配給:ロングライド
公式ホームページ
https://longride.jp/musukoe/
自閉症スペクトラム障害(ASD)