映画『はざまに生きる、春』 先行上映会が大阪で開催。宮沢氷魚さんが舞台挨拶
発達障害映画『はざまに生きる、春』主演の宮沢氷魚さん(左)と葛里華監督(右)
映画『はざまに生きる、春』 の先行有料上映会が行われ、主演の宮沢氷魚さん、葛里華(かつ・りか)監督が舞台挨拶をされました。この作品は、芸能事務所レプロエンタテインメントが企画した映画コンテスト「感動シネマアワード」の大賞に選ばれ、映画化されました。発達障害があり、思ったことをありのまま表現する画家・屋内透と、人の顔色をみて、ずっと空気ばかり読んできた雑誌編集者の小向春の純愛ラブストーリーです。映画「レジェンド&バタフライ」や「エゴイスト」にも出演されるなど活躍中の俳優、宮沢氷魚さんが主人公の屋内透を演じています。先行上映会が行われたシネ・リーブル梅田には、多くの観客が集まり、会場は温かい雰囲気に包まれました。
『はざまに生きる、春』©2022「はざまに生きる、春」製作委員会
この映画は、葛監督が過去に発達障害がある方に恋をした実体験をもとに、自身が感じた気持ちをベースに作っていかれたそうです。葛監督と宮沢さんは話し合いを重ね、医療監修の先生や障害の特性を持っている方とお話していきながら、作品は作られていきました。発達障害の特性がある人の恋愛が描かれていますが、どんな人にも当てはまる、学生時代のピュアな感じを思い出すような内容になっています。
『はざまに生きる、春』©2022「はざまに生きる、春」製作委員会
葛監督は「映画は届く人のもとに届いて完成だと思っているので、今日こうして皆さんが見てくださることで完成することをすごく嬉しく思います。映画を見てくれた人が温かい気持ちになったらいいなと思います」と話されました。
宮沢さんは「改めて人と繋がること、人と関係性を持つこと、人とコミュニケーションを取ることの難しさであったりとか、その奥にある美しさとか魅力というものに僕はこの映画を通して改めて気づくことができました。ぜひ公開されたら見に来てほしい」と語りました。
映画『はざまに生きる、春』は、5月26日から全国の映画館で公開されます。
映画『はざまに生きる、春』公式サイト
https://hazama.lespros.co.jp/
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