目に見えない障がいとどう向き合うのか
暮らし 知的障害 発達障害出典:Photo by Ashley West Edwards on Unsplash
普通の人も風邪を引いたり、怪我をすると仕事や学校を休んだりします。それと同じように私もつらいときに話を聞いてもらったり、休息を取りたいと思います。うつ病患者も見た目では分かりにくいので、似た感情を抱くのではないでしょうか。
しかし、見た目は健常者と変わらないので、怠けているように思われやすいのです。
「障がい者」「健常者」ではなく人と人
私の場合、知的障がいがありますが、軽度なので見た目や少し会話しただけでは分かりません。また、周りの期待に答えようとできないのに無理をして、心や身体を壊してしまうことがあります。
そんなときは周りから責められたりするのではなく、寄り添ってほしいのです。
視覚障がいの方は見えないことを理由に教えてもらえないことが多く、そのせいでできないことが多いそうです。
私の母は最近耳が聞こえにくいのですが、見た目は耳が遠いおばあさんのようではないので、会話がちぐはぐになると相手に嫌な顔をされ、変人扱いされコミュニケーションに自信が持てなくなったそうです。
今では買い物などで定員さんとの会話が必要なときは、私が母の「耳」になります。しかし知的障がいが邪魔をして内容が理解できないときは、母が私の「頭」になってくれます。そうやって親子で助け合って生きています。
人それぞれ
病院や何かの契約をする際は、私も母につき添いをしてもらうことが多いです。ただ、もう見た目はいい大人なので、他人からは「マザコン……」なんて思われているだろうなと思います。しかし大切な話を理解できなくて、後でトラブルになってしまっては困るので、そうせざるをえないのです。
自分の口で障がいの有無を説明するのも、難しいので今後はヘルプマークを所持することも検討しています。
目が悪ければメガネをするのと同じように、その人にとって適切な支援があればできることも増えます。障がいだけを見るのではなく「1人の人間」として見てもらえればと思います。
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