「スヤスヤ教」に学ぶ、睡眠の大切さ

暮らし 睡眠障害

出典:Photo by Deconovo on Unsplash

みなさんは「スヤスヤ教」なるものをご存知でしょうか?

「教」と付いているので、一見なにやら怪しい宗教に思えるかもしれません。しかしその実態は、2024年からXを中心としたネットで話題の「寝て元気になろう!」というポリシーを掲げて生活するだけのものです。

スヤスヤ教に入ることを入寝(にゅうしん)と言ったり、信仰ではなく寝仰と表現したりと、ユーモアにあふれています。

では実際にスヤスヤ教って何をするの?という部分に触れてみたいと思います。

スヤスヤ教ってなんなんだ?

スヤスヤ教のコンセプトとしては「睡眠不足の現代人に、しっかり睡眠をとらせる」というようなものです。

普段より1時間長く眠る、寝具やパジャマにこだわってみる、様々な方法がありますが、どれも強要されるものはありません。ただひたすらに、それぞれが快適な睡眠をとるというものです。

そんなの当たり前じゃないか!と思われるかもしれませんが、入眠前のスマホの使用などを始めとしたさまざまな理由から睡眠時間が満足にとれていない方は少なくありません。

また、わたし自身もそうではありますが「ショートスリーパー」という存在も多いです。日本は世界規模で見ても、平均睡眠時間が7時間22分と、最も短い時間になっています。令和元年の国民健康・栄養調査報告では、40代の36.5%が5~6時間睡眠だと回答しています。

実際に試してみての感想

わたしもSNSでスヤスヤ教の話を目にしてから、徐々にではありますが睡眠時間を長めにとるようにしています。

毎日がそうできているかというと、元より抱えている不眠症があったり、双極性障害の躁転状態で寝付けないこともあります。ですが、ゆっくりと睡眠をするということが、体力面や脳の認知能力に良い影響を及ぼしているのは、個人的な体感ではありますが感じられています。

わたしの場合はブレインフォグといった症状で、頭にモヤがかかったように自分がいま何をしているのか咄嗟にわからなくなってしまうことがあったのですが、しっかりと睡眠をとれているときにはそれが起こりにくくなりました。

加えて、怒りやすい性格も、わずかながらも落ち着いたように思えます。

おわりに

現在でも睡眠導入剤を服用しており、毎日が「スヤスヤ」ではありません。ですが、睡眠がもたらす心身の健康は確かに感じられているので、これからも寝仰を続けてみてもいいかな?と思っています。

ゆっくり湯舟につかってみたり、枕を新しくしてみたり、好きなデザインのパジャマを買ってみたり。色んなことが睡眠を良くするきっかけになると思います。

まずはいつもより30分、早く寝てみることで、もしかしたら少し元気になれるかもしれません。

新井 一生

新井 一生

社会人になってからパニック障害、統合失調症などを患った精神障害者。
精神病になってからも沢山の失敗を経験しながら、なんとか生きている。
好きなものはゲーム。

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