発酵食ビュッフェレストラン・就労継続支援B型 杜のShokudo~地域の全ての人の安心と地域活性化を目指して

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JR鴫野駅から東へ徒歩3分。森林のように立ち並ぶ小さな商業店を通り過ぎた先に、「杜のShokudo」はあります。杜のShokudoは、身も心も健康と喜びで満たす発酵食を楽しめるビュッフェレストランです。美容とダイエット効果も期待できるので、健康美人を目指したい方にもオススメです。今回は杜のShokudoを運営する社会福祉法人そうそうの杜の理事である真頼正施(さねよりまさのぶ)さんと山川真司さんにお話を伺いました。

  • 理事の真頼正施さん

杜のShokudoの魅力

①お店の雰囲気
ログハウス風の一戸建て。店内に入ってみると、温かな憩いの空間が目の前に広がっていました。「いらっしゃいませ」、と微笑む店員さん。少々照れくさそうな笑顔からは、お客様に安心と憩いを与えたい、という真心を感じました。優しいオレンジの照明に包まれた店内。木の優しい香りを微かに漂わせる、木製のテーブルとお揃いの椅子。しかし、淡い色の家具の中で存在感を放つ赤と水色の鮮やかな椅子も。友人同士から子連れの親子まで、安心して楽しめる空間になっています。

②味しく健康に!彩り豊富な発酵食ビュッフェ
赤、水色、青、緑、黄色、白まで、優しくも鮮やかな陶器やガラスの器に盛られた野菜からお肉、パン、ご飯、スープ、ドリンクバー。虹のように並ぶ発酵食を眺め、香りを感じるだけでも、心が優しい気持ちと共にワクワクしてきます。ビュッフェなので、色々なメニューを味わってみました。透明なグラスに盛られたサラダには、食べやすいように小さく細切りにされた新鮮なキャベツと人参、大根、プチトマト。しゃりしゃりなのに柔らかな大根からは、大根本来の甘みを感じました。辛味や苦味は一切なかったので、野菜の苦手な人や子どもでも食べられそうです。他にも、にんじんのタラコ和えやかぶとナスのマリネ等は、味付けがしっかりしながらも、野菜の新鮮なうま味をしっかり引き出していました。メニューには、彩りの発酵野菜から、懐かしい味がするほっこり肉じゃが、あっさりしながらも肉のうま味が口の中に広がる煮込みハンバーグ等、子ども向けのメニューまで、種類はかなり豊富です。最後には、スイーツ好きにはたまらないヘルシーなデザートもいただきました。甘粕のガトーショコラやチョコチップ入りのバナナのパウンドケーキは、ちょうど良い甘さ加減に、しっとりとふわふわの絶妙なバランスを楽しめました。

そうそうの杜について~杜のShokudoはこうして生まれた

就労継続支援B型・杜のShokudoを運営する「社会福祉法人そうそうの杜(理事長 荒川輝男)」は、「すべての人がその人らしく生き生きと暮らせる地域と社会を創っていく」という理念のもと、障害のある人から子ども、高齢者、その家族を含む色々な人が安心できる地域生活を支援しています。福祉と暮らしに関する相談から生活、子育て、介護、就労、創作活動など、一人一人の「ライフサイクルに応じた包括的な支援」を行います。そうそうの杜が行う支援の一つには、100人以上の障害者・高齢者の地域での一人暮らしから共同生活を支援する事業があります。そうそうの杜独自のやり方として、スプリンクラーの設置義務等、規制の厳しいグループホームの形態はとらないことです。一般の賃貸住宅・シェアハウスに介護ヘルパーを派遣することによって、施設ではなく「自宅らしさ」を感じてもらえる支援を考えています。そうそうの杜が運営する各福祉事業所は、「城東区エリア」に根付く形で幅広く活動しています。多様な事業所を小学校区に広く分布させることによって、障害のある子ども等を支援する特別支援学校(学級)を含む他の支援事業所とも連携しやすくします。そうすることで、地域(城東区)で生まれ育った人々の一生を保障する「切れ目のない支援」を築き上げてきました。

  • 親子で交流できるキッズスペースも設置

杜のShokudoが生まれるきっかけとなったのは、同じくそうそうの杜が運営する「就労継続支援A型Kawasemi(カワセミ)」です。カワセミは、設計から自前に建てられた古民家風の発酵薬膳カフェです。塩分ゼロのぬか床に漬けた発酵卵が人気です。発酵卵の殻を煮て作る発酵水で炊いた「発酵野菜」は、杜のShokudoのメニューにも盛り込まれています。発酵水でさらに発酵させることによって、お手頃な値段で入手した野菜でも、そのままの栄養価と美味しさを保つことができる、と言われています。カワセミは、働くことに困り感を持つ発達障害のある人が食事の職人的な極みを目指せること、さらにうつ病の人の症状を健康的な発酵食から改善していくことを目指して作られました。しかし、発達障害のある人を中心としたカワセミだけでは対応しきれないニーズ、知的障害のある人の就労が課題としてあがりました。そこで、生まれたのが杜のShokudoです。

「杜のShokudo」では、セルフサービスを基本とする「ビュッフェ方式」を盛り込むことで、接客の苦手な障害者(利用者さん)も安心して気軽に働くことができるようにしました。利用者さんの主な仕事は、食器の片付けとシェフのサポート付きの調理等です。自分の作ったものが棚に置かれ、それを取ったお客さんが喜んで食べる光景に、利用者さんは達成感と喜びで満たされます。カワセミとはまた一風変わった、ナチュラルで可愛い雰囲気の店内は、主に子育て世代や女性をターゲットにしたスタッフのこだわりによって生まれました。ゆっくり落ち着ける雰囲気が魅力の杜のShokudoですが、課題と目標もあります。今後は、予約制を取ることによって、利用者さんが予め調理数を把握して働きやすくする他、より多くの色々な客が訪れるために回転率を向上させていくことを目指しています。

これからの杜のShokudo(そうそうの杜)が目指していく地域活性化

現代は少子高齢化や地域衰退化の影響から、下町の商店街も下火になっており、城東区鴫野も例に漏れません。鴫野には、都心にありながらも懐かしい商店街が並び、穏やかな空気が満ちています。愛すべき下町鴫野を応援・アピールしていく『鴫野地域活性化プロジェクト』というものがあります。鴫野の商店街で催された夏祭りでは、前代未聞の長~い流しそうめん大会が話題となり、パラリンピック種目の一つでもあるボッチャ大会など、「誰でも楽しめる地域活動」が盛んとなっています。

そうそうの杜もプロジェクトに積極的に参加し、多様な事業を展開することに力を入れています。障害のある人だけでなく「私達」住民全体が共に地域を活性させ、地域ぐるみの支援を発展させていくことを目指しています。地域活性化プロジェクトを進めていく中、いつか田んぼで発酵用の野菜を作り、それによって障害のある人の仕事、と地域住民との密な付き合いを増やしていきたい、という声もありました。

  • 理事の山川真司さん

「すべての人がその人らしく生き生きと暮らせる地域と社会を創っていく」—————

そうそうの杜は、これから以下のことを大切にしていきたいと考えています。

「昔から地域(城東区)で暮らしていた障害のある人が、高齢者となり、親亡き後も、施設ではなく住み慣れた在宅で充実した地域生活を送れるようにする」
「さらに高齢と要介護になったことで、障害のある子どもの世話が難しくなった家族も含めて支援していく」
「一人一人が安心して暮らし、自分の可能性を信じて想いを実現できる地域」

興味を持たれた皆さまも是非、杜のShokudoを訪れてみてください。利用者さん達が真心をこめて作った発酵食、人々の穏やかな笑顔、そして城東区とその地域を愛する地域の人々の温かさにふれることができます。それは、日々の仕事や活動に追われているあなたにとって、温かな憩いの場所になってくれることでしょう。

社会福祉法人 そうそうの杜
就労継続支援B型 杜のShokudo

大阪府大阪市城東区鴫野東3-2-26
http://sou-sou.com

障害者ドットコムニュース編集部

障害者ドットコムニュース編集部

「福祉をもっとわかりやすく!使いやすく!楽しく!」をモットーに、
障害・病気をもつ方の仕事や暮らしに関する最新ニュースやコラムなどを発信していきます。
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