聴覚過敏、何を使えばいい?色んな物を試した私の感想~イヤーマフ編

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unsplash-logo Anubhav Arora

聴覚過敏をお持ちの方、周囲の音に疲れてしまって、どうしたら気持ちが楽に過ごせるだろうかとお悩みになっていませんか?外出が億劫になってしまうこともありますよね。わたしはこれまで、イヤーマフ、ワイヤレスイヤホン、ノイズキャンセリング機能付きのデジタル耳栓、の3つを生活の中で使ってきました。このコラムでは、イヤーマフを使ってみた感想や、メリット・デメリットについてお話したいと思います。

イヤーマフとは?

イヤーマフは大きなヘッドホンの様な形のもので、発達障害をお持ちのお子様や、コンサートやライブ会場でお子様の耳を守る為に使われていることが多いです。もちろん大人の方が使っても大丈夫です。集中して勉強・読書をしたいときや、大きな音のする工場や農作業の現場でも、イヤーマフを使用している方は沢山います。

イヤーマフを使おうと思ったきっかけと選び方

イヤーマフを使おうと思ったきっかけは、就労移行支援事業所の方から「耳栓だとやはり限度があるので、イヤーマフを使ってみてはどうですか?」と提案をいただいたことです。それまで、100円程度の耳栓で過ごしていたのですがあまりにも辛かったです。

イヤーマフを選ぶ際、基準として私が考えたのは、遮音値が34~36㏈であること、本体の重さが300g程度であることです。30㏈がささやき声程度まで遮音すると言われており、それよりも少し聞こえるような感じ、と想像していただけたらと思います。重さに関しては、あまり重すぎると付けていて疲れてしまうのではないかと思い、300g程度を基準に選ぶことにしました。

メリット

使っていて感じたメリットは、耳を包み込むような、音を遮断してくれているという安心感があるということです。また充電なども必要としないので、取り出していつでも使えるという点です。

デメリット

反対にデメリットは、大きくてかさばる点です。折りたたみ式のイヤーマフであっても、結構カバンの中で場所をとってしまうなぁと個人的には思います。他には、私自身メガネをかけているのですが、眼鏡のツルが当たって痛くなってしまいます。また、ツルの太さの分耳とイヤーマフの間に隙間が出来てしまうので、完全に遮音しにくいという点です。イヤーマフを使う際はツルの細いメガネにかけ替えており、痛みは半減されるものの、遮音性はもう少し欲しいなと感じます。反対に、裸眼やコンタクトで過ごしている方にはとてもおすすめしたいなと感じます。

以上がイヤーマフを使ってみた感想になります。

イヤーマフとデザイン性

イヤーマフといえば黒のイメージ、または黒地に青や赤のラインがアクセントとして入っている…そのようなイメージがあるかもしれません。ですが調べてみると、お子様用ではありますが花柄やドットのデザインが入ったものがありました。

イヤーマフをマスクに例えてみて下さい。マスクと言えば白のイメージがありますが、今ではイラストが描いてあるものや、様々な色のマスクが売っているのも珍しくないですよね。そのように、今後イヤーマフがもっと身近で、付ける方がデザインを選んで楽しく過ごせるような、そんなアイテムになっていけばよりいいなと感じました。シンプルで洗練されたデザインのイヤーマフ、可愛らしくて付けるのが楽しみになってしまうようなイヤーマフ…そういう選択肢が増えていけば素敵ですね!

イヤーマフは、気になっているけど沢山種類があって迷ってしまったり、試す機会もあまりないし…という方は多いのではないでしょうか?最後に、イヤーマフの商品紹介や詳細についてのリンクを載せております。気になった方はご自身にあったイヤーマフを探してみてはいかがでしょうか?

とかげの聴覚過敏対策の記事はこちら

参考文献

【障害者ドットコム イヤーマフって何ですか?】
https://shohgaisha.com

とかげ

とかげ

うつ病に罹り、就労移行支援事業所へ通いながら就職を目指しています。聴覚過敏でHSPでもあります。コーヒー、音楽、読書が好きです。

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