発達障がい〜神からの贈り物〜

新年のご挨拶と雪国で学んだこと(『発達障がい~神からの贈り物~』第74回)

発達障害

Photo by Gavin Allanwood on Unsplash

『発達障がい ~神からの贈り物~』 第74回 <毎月10日連載>

新年明けましておめでとうございます。うさぎ年の今年は皆が喜びでぴょんぴょん跳びはねられる年になることを切に願って行きたいと思います。

昨年は私にとっては人生の転機となりそうな経験が幾つかありましたが、年の瀬にも良い経験を積めたのでシェアしたいと思います。

それは雪国での学び。

身体障害を持つ友人が岐阜高山の山の上に別荘を手に入れたので、引っ越しの準備を手伝ってきました。

期待通りの一面の銀世界、気温は日中でも2℃前後。今回はレジャーでなく引っ越しの準備。電気や、ガスなどのライフラインのチェックやストーブの動作確認など、ほぼ問題はなく一泊で直ぐに帰れた訳ですが、朝方のマイナス10℃の気温には驚きました。私はストーブを消して寝ましたが、友人は一晩中2台のストーブをつけっぱなしだったみたいで、深夜に給油し直したみたい。たった一晩で10Lほど灯油を消費してしまった。この調子で一冬暮らすとどれほどコストが嵩むことか、また非常時を考えればどれほどの備蓄が必要なことか?想像できそうになかった。

さて、発達障害の困り事として『計画が立てられないできない』『事前の準備が』などが代表例としてあげられ、私自身も過去に悩んだ経験もありますが、そんな時期の私が今回泊まった別荘で一人暮らしすればどうなったことでしょう?心の底からゾッとしてしまいます。

きっと雪国で生まれ育った人たちは寒さへの準備や非常時の対策など子供の頃から当たり前にしてきたのでしょう。それができないと生きていけなかっただろうから。雪国では健常者であれ障害者であれ、生きていくために必要なことは自分でしないといけない。

もしかすると都会で生まれ育ち、必要性にかられなかったが故に私たちは学べなかったのかも知れない、そんな風に感じずにはいられなかった。

現地の人たちはおおらかで皆優しく、煽り運転なども皆無だった。きっと苦労が多いが故に他人への配慮ができるのだと私には思える。

発達障害の支援に関わる経験を積むほどに発達障害の困り事というのは実は便利さに慣れきった生活の困り事のように感じられるようになってきたが、今回の経験も更にその考えが上書き保存される結果となった。

やはり失敗や苦労が最も大切なんだろうね。

発達障害が私の苦しみだったのか、何不自由なく育ってきたことが故の苦しみだったのか、自分自身でもう一度問い直す良い機会を今回は得られた。

皆さんはどう考えますか?

今回はシリーズは休みましたが、次回以降も続けて行くつもりですので本年もご愛読いただけると嬉しい限りです。

本年もよろしくお願い致します。


公式ブログ https://ameblo.jp/suzie-net

Kei(ケイ)スズキ

Kei(ケイ)スズキ

いずみハッタツ友の会代表、高知大学農学部卒
放送ディレクター、スタジオ・ミュージシャン、カメラマン、道化師、学習塾経営など職を転々とする。10年の鬱の後に発達障害の診断を受ける。現在は福祉職員として当事者目線での支援を行う傍ら、ピアカウンセリングサポートにも積極的に関わる。自称『人生を楽しむパイオニア』
公式ブログ https://ameblo.jp/suzie-net

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