ADHDっぽかったな~その3~ぼーっとしているようで、していない
発達障害
UnsplashのManja Vitolicが撮影した写真
どうも、なーさんです。
社会人になってからADHDと自覚しました。
発達検査は凹凸。
手帳は持ってないけど当事者名乗ってます。(笑)
そういえば、あの時のあれはADHDっぽかったな、ということを書いていきます!
~その3~「ぼーっとしているようで、していない」
みなさんにとって「ぼーっとしている」時って、どんな状態でしょうか?
普通は「何も考えていない」ことを指すと思うのですが、私は「何も考えない」ことがどうしてもできません!
ADHDの多動といえば「動き回る」ことをイメージされがちですが、私の場合は「貧乏ゆすり」と「脳内妄想が止まらない」という形で現れています。
つまり「ぼーっとしている」ようで、実は“妄想に集中している”時間なんですよね。
小さい頃からぬいぐるみ遊びやままごとでマイワールドを展開するのが大好きで、頭の中で物語を膨らませていました。
年齢を重ねるにつれて、それは外に出なくなり、完全に脳内妄想へと変化していった気がします。
勉強については、この妄想が大きな壁になっていました。
先生の話は聞こえているし、黒板の文字も見えているのに頭に入らない。
気づけば妄想しながら寝ていたり、急いで書いたノートはただの走り書き。
テスト前は一夜漬けが当たり前でした。
それでも、自分で書いた内容は記憶に残りやすかったので、成績はそこまで悪くはなく「中の下」くらい。
大人になって資格勉強をしてみると、自分なりに工夫して勉強したら驚くほど覚えられることに気づきました。
妄想が全部「勉強関連」に変換されるので、意外と役に立つこともあるんですよね。(笑)
中高生の頃は吹奏楽部に所属していました。
曲を演奏していると、世界観にのめり込みすぎたり「もっとこうしなきゃ!」と妄想に夢中になったり。
そうしていると先生に「聞いてるのか!」と怒られることもよくありました。
私本人は真剣そのものなのに、周りから見ると上の空に見えてしまうんですよね。
誤解されて怒られると、悔しくてよく泣いていました。
社会人になった今でも、脳内妄想は止まりません。
電車を乗り過ごしたり、大人数の場で上の空に見られたりすることはありますが、仕事にはそこまで支障がないかなと思っています。
「ぼーっとしていても仕事はできてる」と思われれば十分かもしれません。
ただし、頭はいつもフル稼働!
妄想はマンガやアニメの続きを考えたり、自分がその世界に入り込むシーンを描いたり、仕事や遊びの未来を想像したりと、キリがありません。
部屋の機械音が音楽に聞こえることもあるし、文字を打ちながら脳内で読み上げて、そのまま妄想に入って手が止まることも!
さらに「お腹すいたな」「ドラマの続きはこうなったらいいな」「次の作業どうしよう」など、考えが同時進行で流れていきます。
とにかく脳内はいつも大忙し!(笑)
そのせいか、考えすぎて頭が痛くなることもしばしば。
いわゆる“脳疲労”ですね。
瞑想や座禅で「何も考えない」を試みても、脳内の自分が「何も考えないよ~」と話しかけてくるので正直うまくいきません。
夜にやるとそのまま寝ちゃうし、、、。
それでも、少しずつ“考えない練習”を取り入れていけたらと思っています。
脳内妄想とは、これからも上手に付き合っていきたいですね。
注意欠陥多動性障害(ADHD)


