双極性障害・社交不安障害の私の半生

双極性障害(躁うつ病)

unsplash-logo Karl Fredrickson

うつと診断された子どもの頃

私は小学生の頃は活発な頃もありまそううつが、徐々に落ち込むようになっていきました。中学生の頃はじめて心療内科へ行き、SSRIを処方されましたがまったく効かず、次に抗不安薬を処方されて少し落ち着きました。この頃は子どもだったので仕方なかったのですが、大人になった段階で、ここで抗うつ剤が効かなかったことに違和感を持つべきだったのだと思います。

中学生の終わり頃や高校では、いじめっ子の攻撃対象になることが多かったです。はっきりとした理由はわかりませんが、社交不安障害でまともに人の輪に入っていけないことで、周囲に違和感を与えていたこともひとつの理由だったと思います。高校では、うつと相まってか、不登校の期間もありました。休学していましたが、その後やはりいたたまれず、退学しました。この頃から躁状態が出始めていたのか、母に攻撃的な言葉を浴びせるようになっていたと思います。

翌年、別の高校に入り直しましたが、事態はあまり好転しませんでした。先生などの計らいでなんとか卒業できましたが、やはり自分は煙たがれやすい存在なのかな、今後会社に入ったりしても似たような感じなのかなといったことが当時の悩みの種だったと思います。こんな感じでしたので、クラス毎の関わりがほとんどない大学時代は、非常に居心地がよかったです。但し、社交不安障害がなくなったわけではないので、街を歩くのにも苦痛がありましたし、うつ症状はそのままでした。

引っ越すたびに憔悴していた

大学を卒業後、IT企業に就職し、エンジニアになりました。はじめての一人暮らしでした。自社のソフトウェアを開発する会社でしたので、外部の人と接触することもあまりなく、仕事で社交不安障害に困らせられることはあまりありませんでした。しかし、ひとり暮らしとなると「買ってきて」とも言えませんし、食事から雑貨まですべて用意しなければなりませんから、嫌でも、不安の強いときでも外に出ざるを得ませんでした。ちなみにこのときも抗うつ剤を飲んでいました。ほぼ効き目は感じていませんでいたが、これ以上どうしようもないものなのかなと思っていました。ちなみに会社は、資金繰りの関係で会社都合退職となりました。

実家に戻り、引っ越しや退職などがあって憔悴していたので、しばらく寝込んでいるような毎日でした。少しずつ元気になってきたとき、「寝込んでばっかりではなく何かしよう」と思い至り、専門学校にいくことにしました。躁状態だったのではないのか?と言われれば、実際のところどうだったのかは判りません。ですが、再就職する元気はまだなかったですし、非常に有意義な時間だったので、無駄だったとは思っていません。それに仮に躁状態だったとしても、自分で決めたことを否定するのは、人生を否定するに等しいと思います。

専門学校が終わる直前で個人的に大変なことがあり、やはり憔悴した状態で実家に帰りました。それからしばらく実家療養していたのですが、ある日突然倒れてしまいました。意識を失ったのは一瞬だったのですが、気がついたら過呼吸のようになっていました。後日の診察の中で「双極性障害ではないか?」と言われ、長い時間をかけて色々お薬を試した結果、少しずつよくなっていきました。といっても、双極性障害だけの話であるのと、双極性障害も寛解するレベルでは抑えられていないこと、また社交不安障害に至っては今も戦い続けています。

その後2社を経験し、今後のことを考えてあらゆることを試し(手帳取得、職業適性検査、職業訓練、健常者としての就職活動など)、その中で見つけた就労移行支援事業で訓練し、そろそろ障害者として就職活動をするフェーズに入っています。今後どうなるかについて不安はありますが、少しでも事態が好転してくれればと思っています。

とにかく早く見つけて欲しい

私の半生から強く伝えたいことは、「早期に病気を疑うこと」「ご家族が客観的に症状を見てあげること」が大切だ、ということです。双極性障害が見つかるまで平均8年かかると言われていますが、私の場合は最初に心療内科へ行ってから15年ほどかかりました。その間に少なからず悪化していたと思います。また、合うお薬を見つけるにも、遅いと数年かかる場合があります。少しでも早く見つけ治療することで、あなたの貴重な人生の時間を、もっとよいものに出来るかも知れません。

うつと診断されている方で、薬を飲んでもどうもよくならない、という方の中にも、双極性障害の治療に切り替えたら一気に良くなった、という方もおられます。また、ホームページなどを見て、双極性障害のコラムを載せられているクリニックや、少し大きめのクリニックや病院(双極性障害の治療をするには血液検査できることが最低条件なので)を探してみるのもよいかと思います。

社交不安障害については、私はまだこれというお薬が見つかっていません。今でもコンビニに行くのもつらいです。ですが、いくつかお薬があるのを今順に試しているので、やはり時間はかかりますが、いいものが見つかれば…と願っています。

コウ

コウ

30代男性。10代でうつの診断をうけ、その後就職もしていたが、30歳頃に双極性障害の診断を受ける。趣味は音楽全般。

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