うつ病や自閉症に効果的なイルカセラピーとは?〜ドルフィンスイム体験記
エンタメ うつ病 発達障害出典:http://www.photo-ac.com
みなさん、イルカセラピーという言葉を聞いたことがありますか?イルカとの触れ合いがうつ病や自閉症の子供たち、もちろん大人にも良い効果があると言われています。イルカシンクロナイズドスイミングの小谷実可子さんも自閉症の子どもと一緒にイルカと泳ぎ、子供たちを癒すという働きをされています。今回は筆者のドルフィンスイムの体験談を交えてイルカセラピー(イルカ療法)を紹介します。
うつ病で苦しんでいた時、癒しのイルカパワーを体験
筆者は、イルカと海の自然療法家で作家の野崎友璃香さんがバハマで野生のイルカとのドルフィンスイムのツアーを行うというニュースを知りました。ツアーメンバーは依存症、うつ病、自閉症、摂食障害など、心に病を持つ患者の方々です。
クルーザーでドルフィンサイトと呼ばれる場所へ行き、野生のイルカと泳ぐ時を待ちます。野生ですからイルカがなかなか現れない時もあります。その時は皆で円になって瞑想し、歌を歌ってイルカ達を呼んだりします。
そして泳ぐ時は目と目でのアイコンタクトで「こんにちは。よろしく。」と挨拶します。筆者は、最初は緊張してガチガチで「深い所は怖いよ」とイルカにアイコンタクトで会話。心をキャッチし、「怖くないから深みにも行ってみようよ」とイルカから答えのアイコンタクト。それでも躊躇していると、「OK」と水面近くで遊んでくれます。岩などを身体で庇ってくれたりもしてくれます。大きくジャンプしクルリと回転「キキキッ、クククッ〜」とイルカ達も楽そうな笑い声いっぱいです。
ツアーメンバーと感動を共感
最初はガチガチに固まっていたメンバーが一緒に泳ぐうち感動して泣き出し、そして笑顔になります。「なんで泣けるかわからない、でもすごく楽しいの」という、うつ病の方。彼女は大きな温かい癒しのエネルギーに包まれたみたいです。
そして「遊んでくれてありがとう〜」と歌を歌って帰っていくイルカを見送るメンバーの顔もキラキラの笑顔です。その夜は何年かぶりの穏やかな心地よい眠りが訪れました。最初はギクシャク気味だったメンバー間の雰囲気が徐々に解れて柔らかな空気が流れ始めました。
イルカは癒しのパワーを持っているって本当?
イルカは頭が良くて、超音波で癒したり、病気を治す。こんな不思議な動物と思っている人が多いのではないでしょうか。筆者も体験するまではそうでした。イルカは弱った仲間を庇う性質を持つと動物学者から言われています。
筆者はドルフィンスイムを実際に体験し、心の病を持つ方々の大きな笑い声を聞き変化を実際に見て、イルカは人の心の傷を癒し人を笑顔にする不思議なパワーを持っているのは間違いないと肌で感じました。あなたも大きな癒しのパワーを持つイルカに会って体感してみてはいかがでしょうか?
イルカと海の自然療法家、野崎友璃香さんの言葉
このツアーを主宰した野崎さんは「イルカは頭の良い遊び好きな動物、海で一緒に泳ぐ時、イルカのお家へお邪魔するつもりで優しく、丁寧に挨拶してください。」と言っています。また、「イルカのヒレや身体にむやみに触れないでください。貴方も知らない人からいきなり触られたら嫌ではないでしょうか。」と話します。
「イルカの病気の人や動物を守る習性の癒しの効果は凄く驚きですが、びっくりしすぎないでください。相手を大事にし優しく敬意を持って頂けたら嬉しい」ということが野崎さんの願いです。
太古の昔から存在するイルカは賢く優しく大変遊び好きな癒しのパワーを持った動物です。一緒に泳いだことのある人間は不思議とそれを感じることがあります。わざわざ海外に行かなくても、日本の三宅島、御蔵島で野生のイルカと泳げますし、和歌山の串本では飼育されたイルカと泳ぐ事もできます。
また、白浜アドベンチャーワールドでイルカショーを観たり、海遊館や水族館でイルカを観る時、ちょっとしたパフォーマンスしてみて下さい。好奇心旺盛なイルカとガラス越しに遊べたりできたら楽しいです。その時あなたは自然と笑っている自分に気づくかもしれません。
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