睡眠日誌・睡眠アプリ・食事の工夫で睡眠障害の改善に
睡眠障害不眠によりぐっすり眠れない。疲れがとれない。頭がぼーとする。こんなことが毎日続くとかなり辛いものです。そこで、今回は、睡眠障害で悩んでいる場合、どのように改善すればよいかを考えてみたいと思います。
睡眠日誌(睡眠表・睡眠日記)とは
毎日の睡眠を正確に記録することにより、自分の睡眠状態を客観的に見ることができるので、理解しやすくなります。表にもよりますが、一般的に表の付け方の例をあげると、眠っていた時間は塗りつぶし、寝床に入っていたが目覚めていた時間は斜線にし、強い眠気を感じた時間は矢印をつけ、睡眠薬を服用した時間は印をつけます。食事時間を記入するとより関係性が分かります。
備考欄には日中どんなことがあったのか、気分はどうかなど、体調について気づいたことを記録します。翌日の朝は起きたときの気分を記入します。2週間ほどつけてみると自分のパターンがみえてきます。
睡眠日誌をつけることにより、毎日眠れなくて悩んでいたが、案外自分は寝ていたんだということに気づかされることもあります。何気なくしていた熟睡を妨げる習慣に気づき、改善するきっかけになるかもしれません。受診した際、主治医に見せると良いでしょう。
睡眠アプリについて
睡眠日誌をつけることが面倒な人は、アプリを使うと便利です。アプリを起動させ枕元に置いて眠ります。寝返りなどの動きを検知して、浅い眠りと深い眠りの睡眠サイクルをグラフ化してくれますので、簡単に睡眠のデータがとれます。他にも色々な機能があるので、一部ご紹介します。
・いびきや寝言など、物音の録音機能があるもの
・入眠やお目覚めの時に心地よいメロディーを奏でてくれるもの
・時刻設定すると、起床するときストレスの少ない最も眠りの浅いタイミングで起してくれるもの
自分の目的にあったものを検索してみると良いですね。
眠気を誘う食べ物について
人が眠くなるときは、体温がゆっくりと下がることによって眠りに入っていけます。そこで、古くから漢方として使われてきた生姜。すりおろしてお湯を注いで作る生姜湯を飲むと、体がぽかぽかしてきて、温かくなってきます。体温が高くなって、血流を良くすることで効果が期待できます。寝る前に少し体温を上げてから眠りにつくと、心地よく眠りに入れると言われています。睡眠の質は重要で、毎日の体調に深く関係しています。
不眠については複雑な要因が背景にあったりするので、自分にできそうなことから試してみるのがよいでしょう。
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