引きこもりが就職をめざす物語 第7話~職業評価をしてきた
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今回は少し趣きを変えて、職業評価について体感したことを書いてみようと思います。職業評価についてはこちらをご参照ください。インターネットでよくある適職診断を、より本格的にした趣きのものです。私の動機は、自己分析の材料として役に立つのではないかと思ったのが主です。そして実際に役に立ったのでご紹介します。
手続きはハローワークから
職業評価の受付はまずはハローワークです。ここで職員さんに申し込むところから始まりました。私の場合は手帳を所有していて、就労移行支援機関を利用していたので、就労移行支援機関も巻き込んで日程を調整する必要があります。ハローワークの職員さんと就労移行支援の職員さんとでガイダンスの日程調整をしました。
ガイダンス:約一ヶ月後
各地域の障害者職業センター(職センと略されることがある)に行きます。職業評価とは?障害者職業センターはどんな支援をしている?といったパワーポイントの講義を受け、そのあと検査の日程を決めました。私の場合は空きがあったので比較的早い日程で調整できました。
ペーパー検査・器具検査:さらに一ヶ月後
いよいよ検査そのものの話です。「ペーパー検査」「器具検査」という2つの検査を行います。別日なのでそれぞれ障害者職業センターに行きます。その検査の中身はというと、秘密です。予備知識無しで受けてこそ、正当な成果があるというものです。検査は3時間×2日くらいで、私の場合、まあまあ疲れました。なお、職センの担当の職員さんが魅力的な方で検査を楽しく受けることができました。
結果のお知らせ:検査から一週間後
障害者職業センター、ハローワーク、就労移行支援のそれぞれから担当職員が一堂に会します。出た結果について共有し、職業の向き不向きや今後の訓練計画を話し合う会議を行いました。
後日、郵便で結果が送られてきます。会議から2週間程度です。私の場合、指先の器用さが低いことが顕著に出ました。作業系に苦手意識があったのは、飽き性のせいと思っていましたが、適性がそもそもなかったと判明しました。ボタン付けやハンダ工作などは問題なく出来ていたので、自分では器用な方と思い込んでいたのです。
まとめ
申し込みから郵送まで、おおむね2~3ヶ月を必要とし、都合4回、障害者職業センターに行きました。就職活動のスケジュールに合わせて動きましょう。何かひとつでも発見があればもうけもの、という感覚で受けるといいです。くれぐれも対策などなさらぬように。
我が身の事は職センに問え
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参考文献
障害者の職業評価とは?就労に向けての適性を知ろう 障害者.com
https:shohgaisha.com