チームリーダーの難しさ~メンバー全員が発達障害者の中で意識したこと

仕事

出典:https://unsplash.com

筆者は今、発達障害者に特化した就労移行支援所に通所しています。そこで、実際の会社での業務を想定した研修を取り組んでいます。その研修で、1チーム6人~8人程のチームを組んで成果物を仕上げ発表するワークがあります。そのチームでのワークで、リーダーを務めた時の事についてお話します。

リーダーに必要な事は?~私が意識して取り組んだこと

以下に挙げる14のことを意識してグループワークでのリーダーを務めました。

・責任感(全ての責任はリーダーにあります)
・信頼する(メンバー全員を信用して頼る)
・段取り力(作業の洗い出しやスケジューリング・その仕事(作業)に関する参考資料・作業の優先順位など)
・決断力(物事を素早く判断する)
・方向性を示す(成果物を仕上げる為のチームでのゴールや目標などを示す)
・雰囲気作り(メンバーが意見を出しやすい様に良い雰囲気を作る)
・役割分担(メンバーの個々の能力(得意な事)を活かせられる作業を担当にする)
・気遣い(メンバーがしっかり休憩を取っているかや、体調は悪くないかなど相手を思いやる事)
・明確化(チーム全体の成果物や目標などビジョンを分り易くする)
・臨機応変力(メンバーの誰かが休んだり、何か咄嗟の事が起きた時に対応出来るか)
・コミュニケーション能力(自身がしっかり発言出来ていて尚且つ、相手の質問などをしっかり的確に答えられているか)
・相手を尊重する(メンバーの意見や作業など否定しない)
・情報共有(各メンバーが持ってる情報や、各々が行った作業報告の共有の場を適時に設けて共有する)
・感謝する(何か作業をしてもらったら感謝する)

リーダーの手腕でチーム力が決まる

筆者は、『リーダーの手腕でチーム力が決まる』と思っています。チーム力とは、“チームで仕事を仕上げる能力”の事です。

なぜリーダーの手腕でチーム力が決まるのかといいますと、リーダーがどれだけチーム全体の事を素早く動かせれるかで、作業スピードなどが大きく変わっていくからです。例えば成果物が完成した時、発表までにゆとりがあった方が良いですよね。そういったゆとりを生むのもリーダーの手腕一つです。

当事者としての自身の気づき

筆者がリーダーを経験して気づいたことは、最初の段取りの大切さです。メンバー各々の得意な事を活かした役割分担、成果物の基礎を早く決める事など的確にできるかが成否の分かれ目になります。また、グループ全員が発達障害者なので、その障害特性に配慮して気遣いすることの大事さを改めて学びました。

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現在、長期就労に向けて就労移行支援所で色々取り組んでいます。

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