不安障害の私が共感した漫画
エンタメNASA
私は漫画が好きでよく読みます。とはいっても最近はあまり読めていないのですが……みなさんは『宇宙兄弟』を御存知でしょうか。原作小山宙哉さん、現在も講談社「モーニング」で連載中の作品です。2012年〜2014年までアニメ化もされ、実写映画も公開された大人気作品です。恥ずかしながら、私はアニメから入った人間で、漫画は後から読みました。
あらすじは、簡単にいうと、主人公である南波六太と弟、日々人の二人が宇宙飛行士になって宇宙を目指す話です。何が共感出来るかというと、この作品の中で日々人はパニック障害にかかってしまうのです。その経緯は、宇宙飛行士として、初めての月のミッションで月の渓谷に落下してしまい、酸素ボンベが故障し、仲間も倒れてしまいますが、諦めずに脱出するために頑張ります。酸素切れ直前、絶体絶命の中で、九死に一生を得ます。その時のことが原因で、閉鎖された空間、宇宙服を着ただけでも著しい動悸に襲われてしまうようになるのです。私はパニック障害と診断されたわけではありませんが、以前は、バスや電車に乗れなくて、乗るとパニックになっていました。それから、日々人はパニック障害のため月面訓練や宇宙に行くための訓練を受けさせてもらえなくなります。どうしてももう一度宇宙に行きたい日々人はパニック障害を克服するため頑張るのですが、苦しい場面が続きます。それでも仲間たちに支えながら、一歩ずつ治療して行きます。着れなかった宇宙服も、はじめは全く関係ない服装から初めて最後には着れるようになっていきました。頑張れば完治出来るんだと勇気をもらえたストーリーでした。
私がもう一つ紹介したいのが『僕のヒーローアカデミア』という作品です。原作は堀越耕平さん、集英社「週刊少年ジャンプ」連載中のこれまた大人気作品です。最近までテレビアニメ、劇場版映画もしていました。
あらすじは、世界総人口の約8割が超常能力「個性」を持つ超人社会が舞台で、「個性」を悪用する敵(ヴィラン)。それを「個性」を発揮して取り締まる(ヒーロー)が活躍する漫画です。主人公はこの世界では、珍しい「個性」の無い無個性の少年です。その少年、緑谷出久がオールマイトというナンバーワンヒーローに出会い、プロヒーローを目指していく物語です。
コラムのタイトルに共感したと書きましたが、私がいいなと思ったのは、いろいろな「個性」のあるキャラクターが出てくるところです。体が普通とは違う人、能力が違う人、いろんな人がいて世界が成り立っている「共生」しているところです。物語の本質とは違うかもしれませんが、障害があってもそれを「個性」として考える事ができたら、素敵なことだなと思いましたので紹介させていただきました。
参考文献
宇宙兄弟-Wikipedia
https://ja.wikipedia.org
僕のヒーローアカデミア-Wikipedia
https://ja.wikipedia.org