2023年度「社会福祉ヒーローズ」ファイナリスト決定!最年少20歳での受賞、新潟から初の受賞者など

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画像:社会福祉ヒーローズ トーキョー 2022の6名のプレゼンター


今年も福祉現場の第一線で働く若い世代を表彰する「社会福祉ヒーローズ」の時期がやってまいりました。2018年に「社会福祉の甲子園」と銘打たれて始まった社会福祉ヒーローズ。第6回目となる今回も、全国58人の応募の中から7人のファイナリストを選出しています。

今年のファイナリストは1都4県(東京・新潟・愛知・兵庫・大分)から選ばれました。新潟県の受賞者は初となっているほか、最年少となる20歳での受賞者も誕生しています。

今年のファイナリストによる活動内容

94歳で絵本執筆、職員をアイドルプロデュース、独創的な取り組みを連発(愛知)
愛知県名古屋市の特別養護老人ホーム「あんのん」では、従来のイメージを覆す独創的な取り組みが次々と為されてきました。94歳の利用者を交えた絵本執筆では、各都道府県の図書館へ寄贈したりYouTubeで公開したりしながら、出版された絵本を広めていく活動も推進しています。また、「介護や福祉を憧れの職業に」を合言葉に職員の中からアイドルグループを結成、オリジナル曲を携えて全国や海外の福祉系イベントなどに出演しています。

最年少受賞者は、プログラミングとITで認知症を支える(兵庫)
兵庫県神戸市の特別養護老人ホーム「六甲の館」では、プログラミングやITを用いた認知症支援を推進しています。介護ロボットと遊び動画サイトも見る姿に、デジタルへの抵抗感の薄さを感じ、これまでVRや分身ロボットを用いた取り組みを実践してきました。現在はプログラミング技術を活かし、遊びながらリハビリやレクリエーションを楽しめる動画コンテンツの制作に励んでいます。受賞者は弱冠20歳で、これは最年少記録となります。

企業と協働し、知的障害者の雇用を創出する(大分)
大分県の障害福祉サービス事業所「ウィンド」が力を注いでいるのは、知的障害者の就労です。受賞者は以前から知的障害者の就労支援に取り組んでおり、「職域拡大」「スキルマップの作成」「合理的配慮の具体化」などをテーマに、企業と足並みを揃えながら多くの障害者雇用と定着に関わってきています。福祉と企業の協働によって考え続けた結果、障害者の出来る作業数は2種類から60種類まで急拡大し、平均勤続年数の7年5か月を上回る高い定着率も実現しています。

伝統や文化を次世代に受け継ぐ役割を障害者が担う(新潟)
新潟県長岡市の就労継続支援B型事業所「みのわの里工房こしじ」では、障害者の労働環境を生み出しながら、伝統や文化を時代に繋ぐ担い手としての役割も持たせています。例えば、2004年の中越地震によって廃業したお店の「三食団子」を、製造や販売ラインを復活させてきました。障害者自らが主体となって地域の伝統を受け継いでいく取り組みが、そこにはあります。

“つながる場”を作るアンテナショップの取り組み(東京1)
東京都立川市の総合福祉センター「立川市社会福祉協議会」は、住民が主体となる福祉のコミュニティ形成に関わっています。その一つとなる「地域福祉アンテナショップ」では、空きスペースや空き部屋を借りて近隣住民や関連団体にとっての“つながる場”を形成しています。地域に溶け込むことが福祉への理解を促し、ボランティアの獲得にも繋がっています。

好きなことを一緒になって没頭する認知症支援(東京2)
東京都中央区の認知症対応型デイサービス「中央区立高齢者住宅サービスセンターマイホームはるみ」では、作業療法の視点を取り入れて心穏やかな時間を長く過ごせるアプローチをしています。その一つが「好きなことを一緒になって没頭すること」で、好きなことをしている時間こそ心が落ち着く瞬間で、いつしか他の事にも良い影響を与えます。目標は「諦めないデイサービス」「『座ってて』『待ってて』という呼びかけをゼロにする」ことで、挑戦は続いています。

完全オリジナルのミュージックビデオをSNSで発信(東京3)
東京都稲城市の保育園「もみの木保育園 若葉台」と、世田谷区の保育園「もみの木学園 太子堂」では、「保育士アンバサダー」として完全オリジナルの楽曲をミュージックビデオに収めYouTubeなどに投稿しています。オリジナルの動画やダンスで心がけているのは、職員それぞれの得意分野を活かすことで、何か得意なことがある職員が主体的に協力しています。

新設、学生ヒーローズ

今回から新たに学生部門となる「社会福祉学生ヒーローズ」も加わります。高校・大学・専門学校の団体やサークルに所属する学生を対象としており、「学生ならではの視点があるアクションを含むか」「地域で学内の人たちに活動を通して福祉の魅力を伝えられているか」「地域や学内で活動の広がりが感じられるか」の3点で審査します。全国23団体の応募の中から、特に優れた5団体を選出しました。

上田千曲高等学校 生活福祉科(長野)
地域に住む高齢者のもとへ赴き日常の困りごとを解決する「レンタル高校生プロジェクト」を発足、具体的にはスマホの操作説明や部屋の片付けなどを手伝っています。

さぬき広島ボランティ愛ランド(香川)
香川県内の離島で学生を受け入れ、お宮掃除やイベント運営を通じて島民と学生が交流を深めつつ、持続可能な地域づくりを目指します。

FIOREI(大阪)
FIOREI(フィオレイ)では、地域に住むすべての人が集えるようなコミュニティカフェを運営。高齢者の模擬外出企画にも取り組んでいます。

wel-bee(東京)
「おしゃれに楽しく福祉を発信!」をモットーに、福祉に興味がない人にも響くようなメディアを運営。福祉にまつわる興味深い取り組みなどを取材して記事を制作しています。

デジリハJK(沖縄)
デジタルアートとセンサーを併用した「デジタルリハビリツール」の理解促進に向け、特別支援学校での体験会など実際に触れる機会を提供しています。

ベストヒーロー決定は2月27日

ファイナリストの中から日本一の「ベストヒーロー」を選出する全国大会は、2月27日(火)に東京で開かれます。全国大会は各自でプレゼンを行い、審査員らの投票でこの年の1番を決めます。今年のゲストは、タレントの井上咲楽(さくら)さんをお招きする予定となっております。


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障害者ドットコムニュース編集部

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