不育症~流産、死産。2020年より東京都で助成金も
暮らし妊娠をしても、その後流産、死産を反復してしまう「不育症」という症状があります。不育症と思われる症状や東京都で2020年より施行される助成金についてお話します。
不育症とは?
不育症の例として以下のものが挙げられます。
- ・習慣流産…3回以上の連続流産の事。
- ・反復流産…2回の連続流産の事。
- ・その他の例…妊娠10週間以降の死産等。
※流産とは?…妊娠22週間未満で妊娠が終わる事です。
不育症?と思われるケース
自然流産自体は珍しい事ではありません、年齢により上下しますが、妊娠した方の10~15%前後に起こると言われています。ですがそのほとんどは、夫婦間に問題があるというわけではない場合が多いです、受精卵の染色体異常が原因となり起こる場合がほとんどです。ですが、流産が2回続けて起こる場合、受精卵の問題ではないかもしれません。流産が連続して3回以上になると、習慣流産と呼ばれて、検査と検査結果に基づいた治療や体調管理が必要になってきます。
令和2年より東京都で助成金
「不育症」について、東京都は検査の助成上限を5万円とする事業を試み、令和2年1月より申請受付する方針を固めました。
「不育症」は確認されているだけで年間約3万件の例が発生していると思われています、早期に検査を受けることで治療や出産の成功につながることが期待されるとしています。
助成の対象となるのは、「開始日に妻の年が42歳以下」であることや「2回以上の死産、流産の経験、もしくは生後1週間以内に赤ちゃんが亡くなった」などある基準を満たした夫婦で、各医療機関が作成する診断書などを都に提出した夫婦となります。また、申請期限は検査終了日から6ヵ月以内としています。
2020年の東京都の助成金の他にも下記サイトにて各都道府県、市町村別の助成金情報が載っています。気になった方は是非覗いてみてください。参考文献
不育症そだてねっと
https://fuikushou.jimdofree.com
KOMPAS 不育症(妊娠はするけれど赤ちゃんが得られない方)
http://kompas.hosp.keio.ac.jp
その他の障害・病気