適応障害とは?症状、治療法は?
その他の障害・病気適応障害とは
適応障害とは、ストレスに適応できず気分や行動に症状が現れるものです。例えば、考えがまとまらない、不安が強くなり涙するなどの気分面や、会社に行きたくない、過剰に自分を責めてしまうといった行動面に見られます。
この適応障害は、ストレスとなる原因がハッキリしているので、このストレスから離れる、取り除くことが出来れば、症状は改善します。ですが、出来ない場合は症状が持続し悪化、うつ病などの疾患を発症してしまうこともあります。
適応障害の治療ステップ
①ストレスから離れる
適応障害は、ストレスが原因になっていることは明確です。まずは、その環境から離れてリフレッシュすることが大事です。
②環境にうまく適応できるように努力する
自分の価値観・常識(「些細なことで落ち込んでしまう」、「答えが出ない悩みを続けてしまう」など)を一人ではなく誰かに相談して考え方を変えて行くことが必要です。しかし、自分の考え方を変えることは時間がかかる欠点があります。
③環境に合うように治療する
今の環境がどうしても適応できない場合、環境側を改善することも選択の一つです。しかし、必ず自分一人で判断せずに相談しながら行う必要があります。
適応障害とは、ストレスから離れると症状が改善するので、周りから誤解されてしまうこともあります。ですが、環境・考え方を変えなければ症状が持続し悪化してしまいます。そうならないようにストレスの受け止め方を少しずつ変えて行くことが大切です。
参考文献
厚生労働省 知ることから始めようみんなのメンタルヘルス
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/index.html
せせらぎメンタルクリニック 精神科・心療内科
適応障害