天候に負けないように~雨の日がまた好きになりたい
その他の障害・病気出典:Photo by Liv Bruce on Unsplash
みなさんは"天気痛"という名前をご存知でしょうか?
季節の変わり目や雨の日に頭が回らない、あるいは気分が落ち込むといった症状です。
私の場合はその症状が特に酷く、一番酷いときは起き上がれなくなる日もありました。
雨が嫌いになった日
もともと、雨の日は嫌いではありませんでした。むしろ、雨の音を聞きながら読書をすることや、新しい傘やレインコートなどを着るのが楽しみでわくわくした日もあったくらいです。
しかし、大学時代になってうつ病を発症して以降「頭がぼーっとする」「元気が出ない」などの症状が出始めました。年を経るごとに、その症状は重くなっていきました。簡単なミスをすることが多くなり、気分が酷く落ち込んでベッドで横になることもありました。
こうして理由は分からないまま、私は雨の日が嫌いになっていったのです。
天気痛を知るきっかけ
天気が悪い日が続いて何も考えられなくなっていた私に、ある日母がこんなことをいいました。
「あなたの症状、これじゃない?」
見せられた携帯電話の画面を確認すると、そこには"天気痛"という文字がありました。
私は母からうながされるままに"天気痛"について調べてみました。肩こり、めまい、不安症、気分の落ち込みなど、あちこちのHPに書かれていた症状は私によく当てはまりました。
雨の日の気分の落ち込みは"これ"のせいだったんだ、とようやく腑に落ちたのです。
天気に負けない体作り
"天気痛"は耳の内耳にある気圧のセンサーが、気圧の変化に対応するために過剰に反応してしまうことが原因です。これによって、自律神経のバランスが崩れてしまうことで様々な不調が引き起こされます。
私はまずは"天気痛"を予防できるように動き出すことにしました。アプリ『頭痛ーる』を参照に気圧の変化を予測し、体力をつけるように毎日歩く、湯船につかる、耳をマッサージをする、漢方薬を服薬するといった対策をおこないました。
対策のやり方や効果は個人差がありますが、私は上記のことを続けた結果、雨の日でも元気に活動できるようになりました。また雨の静かな音を聞いて心穏やかに過ごせるようになったのです。
天気痛は気圧の変化で引き起こされるものなので、低気圧などがやってくるたびに付き合っていかなければなりません。
ですが、対策をしたおかげで私は再び雨の日が好きになりました。
これからも、雨の日を楽しく過ごせる毎日を送っていけたらと思います。
参考文献
【大正製薬:天気痛を防ぐには】
https://brand.taisho.co.jp/
【頭痛ーる:気圧の注意報】
https://zutool.jp/
【頭痛ーる:耳のマッサージ】
https://zutool.jp/
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