「名前は?」「小池です」「おい、小池!」

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Photo by Angèle Kamp on Unsplash

今回はリクエスト記事です。ざっくり言うと「アウティングを愉しむVtuberがいる」との連絡を頂きました。なんでもリスナーに自分の欠点(障害や疾患を含む)を申告させ、そのリスナーの“名札”として面白がるゲーム配信をしていたそうです。なお、動画のURLも送られてきましたが、見ないで書いており、タイトルのやり取りもご連絡の内容を汲んだ想像です。

リスナー本人は交流を喜んでいて合意なのかもしれませんが、他の視聴者にとっては「障害や疾患のコンテンツ化」にも見える訳で、「障害や疾患をバカにしていい、大したことない」に転化する恐れがあるというのがお便りの趣旨でした。「子どもが真似する」「子どもの教育に悪い」という言い方は好きではないのですが、実年齢ではなく精神年齢として解釈すれば「“子ども”が真似する」というのは当然の危惧でしょう。

所属事務所にはADHDを揶揄した前科があり、それもこちらへ連絡された理由の一つです。あれは年単位で前の話ですが、言葉を選ばねばならない立場の人間を束ねる以上、コンプライアンスという言葉を嫌がっていてはいけません。これもまた働く人間の責任というものです。

モラルはないのに声だけ大きい輩は腐るほど居るので、これ一つ警戒したところで仕方がない気もします。気分の良くない言葉が蔓延している時は、いっそそれを誘蛾灯やホウ酸団子のようなものと割り切るのもアリかも知れません。

遥けき博愛の郷

遥けき博愛の郷

大学4年の時に就活うつとなり、紆余曲折を経て自閉症スペクトラムと診断される。書く話題のきっかけは大体Twitterというぐらいのツイ廃。最近の悩みはデレステのLv26譜面から詰まっていること。

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