強迫性障害発症から現在に至るまでの日々

仕事 強迫性障害
unsplash-logo Raul Varzar

私は強迫性障害を患っています。特に加害恐怖の症状に長い間苦しんでいます。発症した時のことや病気と分かったこと現在取り組んでいることを書いていきます。

発症と苦悩の日々

小学生の3年生の時に今思うと強迫性障害の症状に悩まされていました。例えば、人に危害を加えてしまうのではないかという加害恐怖や、自分の手を徹底的にきれいにしないとスーパーの食品が悪くなると思ったり、犬のフンを踏んでもいないのに踏んでしまったのではないかと何度も確認をしたりして、しんどくなり学校を少しの間休みました。当時はそこまで精神疾患が社会に認知されていなかったようなのと、子どもということもあり心療内科や精神科にはかからず病気だとは気づかず、性格かなと思っていました。学校には再び登校出来るようになり、不安や恐怖を感じながらも中学校卒業まで特に休むこともなく過ごすことが出来ました。ただ高校受験の時はストレスを普段より感じて症状が強く出ていました。でもその時も性格かなあと考えていました。

状況が変わったのは高校2年生の秋の時です。将来や進路や家庭の経済的不安から徐々に体調を崩していき、1月中旬に体が動かなくなるような感じで登校したいのに出来なくなりました。不安も強かったですが加害恐怖が一番強かったです。包丁を見るとそれで人に危害を加えてしまうかもという考えが頭を巡り、それを考えてはいけないと思うほどにその考えにとらわれるようになりました。学校は1ヶ月程休むことになりました。当時は抵抗があったのですが診断書の関係で仕方がなく心療内科を受診しました。そこでも加害恐怖は私だけしかないもので性格だと考え、こんな考えをしている自分は駄目だと思い、心療内科の先生にも不安が強いということだけを伝え、この症状を話すことは出来ませんでした。心療内科で薬を処方してもらい、それで不安は少し緩和されました。学校にも3年生になると何とか登校できるようになり、苦しさ・不安・加害恐怖を抱えながらも卒業し大学に進学することも出来ました。

自分だけではないと気付く

大学進学で環境が変化したことで不安は強くなりました。でも不安には何とか対処出来ていましたが、秋の学園祭でお店を出すのに参加をすると決まってからまた加害恐怖が強く出てきました。お店は食べ物関係で包丁を使うかもと考え、また恐怖を感じることになりました。結局、学園祭には怖くて参加出来ず、講義も長い期間休んでしまいました。

その頃だったと思いますが、インターネットで精神疾患のことを調べた時に強迫性障害加害恐怖という症状があることを知り、自分だけでの悩みではなく、自分の性格の問題でもないということを知ることが出来ました。それでようやく心療内科の先生に伝えることが出来るようになりました。

伝えることが出来たことと、自分だけの悩みではないと知り、安心感がありました。大学生活には慣れて体調も良くなっていたのですが、その後就職活動に対しての大きな不安とストレスの掛かる場面で加害恐怖の症状が強くなりました。加害恐怖は以前の料理で包丁を持った時のような、あまり頻度の高くない場面から、パソコンを教えてもらう時などの人との距離が近くなるような日常によくある場面で、相手を殴って怪我をさせてしまうのではないかという恐怖に変わっていきました。初めての就職活動の不安も大きい中、加害恐怖もあり苦しい日々が続きました。そんな中、一般の就職だけではなく、精神障害者手帳を取得して障害者枠での就職を目指す道があることを大学の就職課で教えてもらいました。でも私の父が手帳を取ることに反対し私自身も障害者になるということに抵抗がありました。そうこうしているうちに期間は過ぎ、無内定のまま卒業を迎えました。

大学卒業後と現在

卒業後は無職で何にも所属していないことが辛くて、また調子を崩していました。自分で資格の勉強をしたりしていましたが、今思い返すと何をしていたかあまり記憶にないです。そして1年弱が過ぎた時にようやく障害者手帳を取得する決心がつきました。

そして、障害者枠での就職のためには就労移行支援の施設を利用すると良さそうだと思い通所をすることを決めました。そこで、インターネットで自ら見つけた施設に通い始めました。でもまた調子を崩しました。その施設は雰囲気も良かったのですが当時の私にはレベルが高く感じてしまいした。そして利用を止め、また少し期間を空けて別の施設を探しました。何ヵ所か見学をしてその中で1つに体験通所を経て本通所となりました。それが現在利用している施設です。

最初はここでもレベルの高さや就労経験のないことへの負い目や、加害恐怖もあり、なかなか安定して通所することは出来ませんでした。そのことに対しての焦りや自責の念もあり、余計に自分を苦しめました。でも何とか休みが続くことがありながらも通所を続けることはできました。そして少しずつですが、自分自身の特性や考え方のクセにも気づくことができるようになりました。自分の特徴を知るために現在も自己理解に取り組んでいます。

通所は少しずつ時間をかけて安定してきましたので、これからは実習や就職活動に移っていこうという段階です。まだまだ仕事で何をしたいかや、どういった配慮をしてもらうと働きやすいかなどは抽象的な所があり漠然としています。そこで、実習等に挑戦をして経験を積むことで、自分自身がこの仕事・環境なら安心してやっていけそうと思う所を見つけていきたいです。

ねこ兄弟

ねこ兄弟

長年強迫性障害を患っています。就労経験はなく現在就労移行支援に通所をし、障害者枠での就職を目指し訓練を受けています。

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