平成まぜこぜ一座「月夜のからくりハウス」記録映画上映&パフォーマンス、東京で開催!

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©︎toboji

東ちづるさん率いる平成まぜこぜ一座による「月夜のからくりハウス」記録映画上映&パフォーマンスが、東京都千代田区の神田明神文化交流館にて11月30日(土)と12月1日(日)の2日間にわたり開催されます。

「誰も排除しない“まぜこぜの世界”」を掲げる東ちづるさんを筆頭に、ミゼットレスラー・車椅子ダンサー・全盲の落語家・寝たきり芸人・ドラァグクイーン(※)などの肩書きを持つパフォーマーが結集し、二夜限りのエンターテイメントショーを披露します。

時代の流れによって忌避された「見世物小屋」を敢えてテーマとし、攻めた姿勢にも注目です。より多くの子どもたちに多様性の素晴らしさを体感してもらいたいという思いから、高校生まで無料で観覧できます。

※:化粧により女性性を過剰に演出した女装パフォーマー

テーマは「見世物小屋」

映画全体のコンセプトは「見世物小屋」となっており、その理由も含めて斬新なものとなっています。実際、東さんは「仮に『マイノリティを見世物にするのか!可哀想だ!』と叩かれても、『見世物にしますよ。最高のクオリティを誇る見世物に!』と返してやります」と強くコメントされていました。この舞台では、ひとかどのパフォーマーが集結して、素晴らしいエンターテインメントが繰り広げられます。

今回の「月夜のからくりハウス」に限ったことではないのですが、出演者たちが身を置くフィールドは自らの表現を“魅せつける”エンターテイメントの場です。人に見てもらわないことには成り立たないのですが、「配慮」の名のもとにLIVEする機会を奪われているのが現状です。

「見世物小屋」をコンセプトとした上演は「まぜこぜの世界」という最終目標へ至るための手段に過ぎません。多くの人に知ってもらうきっかけとして、選び抜かれた表現者たちのパフォーマンスを披露する場を増やすことが大事なのです。

どんな人でも「ただそこに居ること」を保障

東さんが理事長を務める一般社団法人「Get in touch」の理念は、誰も排除されることのない「まぜこぜの世界」を目指すことです。ただ、殊更意識して「配慮する」「違いを認め合う」「多様性を目指す」というものではありません。どんな人でもただそこに居るということを当たり前としてとらえ、馬の合わない人がいても距離を取る権利は保障されるのが前提のようです。

現状において東さんが問題としているのは、マイノリティが一般的なフィールドから隔離されている「見えない分断」です。そこに悪意はなく、寧ろ純粋な善意や配慮のもとで行われていることさえあるのですが、それによってマイノリティとマジョリティが分断されている弊害があります。さらには、マイノリティが認知さえされていないこともあります。

実際、ミゼットレスラーやドラァグクイーンなどは調べなければ知ることもない分野といえるかもしれません。「ただそこに居る」ということで境界をフェードアウトさせるのが、「Get in touch」の持つ目標でもあるのです。

東ちづる ©︎toboji

エンターテイメントでしか出来ない事

「月夜のからくりハウス」に集まったパフォーマーたちはいずれも一芸を極めたハイレベルな表現者です。佐藤ひらりさんに至っては、高校生シンガーソングライターであるだけでなく、弱冠12歳でNYアポロシアターのアマチュアナイト(観客の拍手かブーイングで判定され、ブーイングが多いと途中退場になるほど厳しい舞台)にてウィークリーチャンピオンに輝くという功績まで持っている“神童”です。

佐藤ひらり ©︎toboji

優秀なパフォーマーが集まる舞台となるのですが、過去それに対し「お祭り騒ぎでマイノリティの何を分かってもらえるのか」「マイノリティをエンターテイメントにするのはどうなのか」などと苦言を呈されたこともありました。確かに、飛びぬけた才能のない当事者にとっては面白みもなく何の為にもならない取り組みに感じられることもあるでしょう。しかし、多くの人たちを振り向かせるにはエンターテイメントこそ、うってつけの手段なのです。

東さんは、講演会やシンポジウムなどの啓発活動を行っている中で、医療関係者や当事者家族などの見知った顔ばかり目立ってきて「内輪で完結しているだけでは?」と疑問に思ったそうです。そうして、認識さえしていない人たちも盛り上がれるようエンターテイメントで表現する道を選びました。

障害者のアーティストやパフォーマーが表現者として活躍する舞台は、福祉やチャリティーや感動ドキュメントと限られており、幅広いフィールドとは言い難い現状です。「Get in touch」の取り組みでマイノリティの認知が広がり、ひいては活躍のフィールドさえ広がっていくことが公演における目標でもあります。

想真 ©︎toboji

公演は11月30日(土)と12月1日(日)、予約はお早めに

「月夜のからくりハウス」の記録映画上映とパフォーマンス披露は、11月30日(土)と12月1日(日)の2日間行われます。場所は千代田区の神田明神文化交流館地下1階「EDOCCO STUDIO」となります。

締め切りは前日まで受け付けておりますが、過去には講演の2週間前にチケットが売り切れたこともあります。観覧を希望の際はお早目のチケット予約をお勧めいたします。

また、「多くの子どもたちに多様性の素晴らしさを体感してもらいたい」という思いから高校生以下は無料となっております。高校生なら友達同士で行ってみるのもいいかもしれません。

神原健太 ©︎toboji

チケットの購入はこちら

「月夜のからくりハウス」のチケット情報・予約・購入・販売
https://t.livepocket.jp

障害者ドットコムニュース編集部

障害者ドットコムニュース編集部

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