鳥の劇場主催「みんなが書く戯曲のコンテスト」障害者をテーマとした短編戯曲公募のお知らせ

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鳥取県の「鳥の劇場」が主催する、戯曲コンテストの第2回についてのお知らせです。昨年に開かれた第1回「みんなが書く戯曲のコンテスト」では、224作品もの応募がありました。今回は「障がいのある人の生活・思い・想像を演劇台本に」を副題に、障害と健常の間に横たわる壁を打ち砕く想いを戯曲に載せて届けます。

求められる戯曲は2つ。障害者によって作られた戯曲か、障害者をテーマとした戯曲です。障害者による作品は、完全に自由なテーマで書くことが出来ます。健常者であっても、障害者をテーマにした作品であれば応募できます。受付期間は9月30日(月)まで、応募の為の登録は1週間前の23日(月)までとなっています。ふるってご参加ください。

昨年の課題

昨年の第1回は、ニューヨークのクイーンズシアターが主催となってアメリカ版コンテストも同時開催されました。あちらの応募数は160程度だっとのを鑑みると、日本の224作品はとても盛り上がっていたといえます。同時に、この応募数は普段抑圧されていたことの裏返しでもあります。このコンテストは、抑圧と隔離が当たり前となっている障害者が、もっと自由に声を上げる機会を提供する働きでもあるのです。 ただ、応募された作品の中には戯曲の書き方を知らないようなものも散見されました。戯曲とは舞台における脚本のようなもので、演者の身体や言葉を中心に世界を展開せねばならないというのが、テレビや映画との著しい相違点となります。特に今回対象となる短編戯曲ともなれば、短い場面を重ねようとするのではなく一つの場面で展開することを意識せねばなりません。 そこで今回は、最終選考の前に「伴走支援」を付けることにしました。プロの劇作家3人がそれぞれ3作品ずつ「支援したい作品」を選び、計9作品がプロによるブラッシュアップのもと最終選考へ進む形式をとっています。最終選考へ進んだ9作品は、その中で最優秀作を決めるだけでなく、来年にクイーンズシアターや鳥の劇場で上映もされます。 また、障害や日常に縛られた作品が多かったのも課題でした。制約はほぼ無に近いので、日常を再現しようと非日常を描こうと、自由に作品を作っていってください。エントリーしたい方は公式サイトをご参照ください。そちらでは戯曲の書き方についてのアドバイス動画も掲載されています。

応募作品のルール

上映時間は5~10分程度となります。それに合うよう、応募前に音読するなど確認しておいてください。 作品を応募できる条件は、「物語に障害者が登場する作品」「障害者手帳を交付された方が書いた作品」のどちらかを満たしていることです。 作品はオリジナル・未発表・未上演で日本語のものに限定します。 他の戯曲・小説・映画などから引用した場合は、その引用した作品や箇所も明記してください。 伴走支援を受けた9作品は、英訳のもとクイーンズシアターのリーディング上演される候補となります。 入選作品については、表彰式や鳥の劇場祭でのリーディング上演、原稿料のお支払いや事業の記録集への掲載もなされる予定です。

参考サイト

みんなが書く戯曲のコンテスト 公式ページ
https://www.birdtheatre.org


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障害者ドットコムニュース編集部

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