パラリンピック競技種目をアニメで伝える「アニ×パラ」

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パラリンピック広報企画の中に、1本のアニメを通してパラリンピック種目を紹介するものがあります。その名も「アニ×パラ」といい、NHKが主導となって行っています。

薄味な啓発ビデオに留まらず様々な有名アニメや原作者とコラボしており、元作品の特別回という一面も備えながら楽しくパラスポーツを知ることが出来ます。

ジャパニメーションでパラスポーツを伝える

「アニ×パラ」は日本的なアニメ(ジャパニメーション)を通してパラスポーツを紹介するというNHK主導の企画です。東京大会だけあって日本ならではの伝え方として考えられたのでしょう。コラボしているアニメや原作者も有名どころや大御所ばかりです。

「アニ×パラ」のアニメはそれぞれ独立した回になっており、別々のアニメや原作者とコラボしています。大御所原作者が描くパラスポーツ紹介やオリジナルアニメのほか、有名アニメの世界でパラスポーツを取り上げる特別回、中にはアニメの登場人物と実在のパラアスリートが共演ないし対決するものまであります。

新宿の小中学校やイラクの小児がん支援施設などで上映されており、子ども達の新たな気付きや希望の灯火となっています。扱う種目はこれからも順次増えていくと思われますので、追いかけてみるのもいいでしょう。パラスポーツについて手軽に知ることのできる媒体としてはアニメ以上のものはない筈です。

「パラ」の意味、実は一度変わっている

「アニ×パラ」の「パラ」とは当然パラリンピックを指します。ところで、パラリンピックの「パラ」に込められた意味についてはご存知でしょうか。

最初は下半身まひを意味するparaplegiaを意味していました。原型となる国際ストーク・マンデビル大会では車椅子アーチェリーなど下半身に障害を持つ人が中心だったためと思われます。

やがて1985年にIOCが「パラリンピック」を正式名称とした頃には、下半身の肢体障害以外にも様々な身体障碍が認知されていました。そこで、「パラ」は並行を意味するparallelへ変更されるのです。

Paralympicの綴りは変わっていないのですが、「パラ」の意味は一度変わっていました。変更の際により意味合いが広がるよう、「もう一つのオリンピック」としてparallelを採用したのです。

東京パラリンピックの種目一覧はこちら

参考サイト

アニメ×パラスポーツ「アニ×パラ」|NHKアニメワールド
https://www.nhk.or.jp

パラリンピック - 語源由来辞典
http://gogen-allguide.com

遥けき博愛の郷

遥けき博愛の郷

大学4年の時に就活うつとなり、紆余曲折を経て自閉症スペクトラムと診断される。書く話題のきっかけは大体Twitterというぐらいのツイ廃。最近の悩みはデレステのLv26譜面から詰まっていること。

その他の障害・病気 身体障害 知的障害

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