発達障がい〜神からの贈り物〜
自然に子供が学びだす環境づくりvol.5 実践編第1回 あなたはこの足し算解けますか?(『発達障がい~神からの贈り物~』第69回)
発達障害Photo by Raphaël Biscaldi on Unsplash
『発達障がい ~神からの贈り物~』 第69回 <毎月10日連載>
夏真っ盛り、子供たちにとっては待望の夏休みもそろそろ折り返し 地点。夏の忘れ物をしないように存分に遊んで貰えることを心から 願いながら、炎天下に負けず毎日をエンジョイしているケイです。
さて、いきなりの質問です。2進法の以下の計算を解け
10110+101=
皆さん解けますか?答えは11011。一瞬で溶ける人はプログラ マーくらいのものかも知れませんね。頭の中が??? になっている人も多いのでは?
上記の計算を一般的な10進法で書き替えると
22+5でもちろん答えは27
コンピューターや計算機などデジタル機器は0と1の信号しか扱え ないので、CPUは先に出した計算をしたのちにモニタに27とい う文字を示しているんです。
私たちは2という数字は1が二つ5は1が5つと簡単にイメージで きるが、2進法で10や101と表されて直ぐに10進法の2や5 をイメージできないのではないでしょうか?
学習障害等で計算問題が著しく苦手な人が一定数存在するが、上記 のように数字がイメージ化されていない人が多く存在すると思われ ます。
つまり彼らにとっての躓いている場所、ゼロポジションは数字がイ メージ化できていない所。ここを飛ばして足し算や引き算、掛け算 と進めて言っても彼らは呪文的に暗記する以外に手はなくなってし まう。
私たちが2進法で方程式を解くのと同じではないでしょうか?
なので焦らずゆっくりと数字のイメージ化のトレーニングを進めて 、ある一定の水準に達するまでは計算問題は見送った方がベターで はないでしょうか?
実際に数のイメージ化を取り組むことで私の周りでも一定以上の成 果が現れているように感じます。時間はかかれど少しずつは理解は 増していきます。
具体的なイメージ化の方法としてはオハジキと数直線の2種類が有 効と考えます。
テーブルにオハジキを幾つか置いてその数を数えてその数のカード を指さして貰う。またはその逆で数字のカードと同じ数のオハジキ を並べて貰う。以上がオハジキを使ったもの。ペットボトルキャッ プとトランプカードなどで代用も可能。
数直線は定規を使ったり小さなホワイトボードに手書きして使って います。数直線を使った場合、繰り上がりや繰り下がりを意識せず に計算もできるので活用が楽です。 数直線で自信を持った後に繰り上がり、繰り下がりをやっていけば 良いので、数直線を理解するまで次に進まず気長にやっています。
私の引き出しとしては上記の二法で今のところ事足りていますが、 他にも良い方法はあるかも知れません。
実は上記の方法も子供たちと試行錯誤しながらどうすれば共通理解 が得られるかを探索した結果であり、そのような機会が今後もあれ ば引き出しは更に増えていくことでしょう。
今回は実践編として数字について述べてみましたが、次回以降も様 々な教科、課程について触れていこうと思います。
皆様の参考になれば幸いです。
さて、いきなりの質問です。2進法の以下の計算を解け
10110+101=
皆さん解けますか?答えは11011。一瞬で溶ける人はプログラ
上記の計算を一般的な10進法で書き替えると
22+5でもちろん答えは27
コンピューターや計算機などデジタル機器は0と1の信号しか扱え
私たちは2という数字は1が二つ5は1が5つと簡単にイメージで
学習障害等で計算問題が著しく苦手な人が一定数存在するが、上記
つまり彼らにとっての躓いている場所、ゼロポジションは数字がイ
私たちが2進法で方程式を解くのと同じではないでしょうか?
なので焦らずゆっくりと数字のイメージ化のトレーニングを進めて
実際に数のイメージ化を取り組むことで私の周りでも一定以上の成
具体的なイメージ化の方法としてはオハジキと数直線の2種類が有
テーブルにオハジキを幾つか置いてその数を数えてその数のカード
数直線は定規を使ったり小さなホワイトボードに手書きして使って
私の引き出しとしては上記の二法で今のところ事足りていますが、
実は上記の方法も子供たちと試行錯誤しながらどうすれば共通理解
今回は実践編として数字について述べてみましたが、次回以降も様
皆様の参考になれば幸いです。
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