握力のボーダーライン

暮らし

Photo by Jeff Kingma on Unsplash

小中高で学年が上がりたての頃、体育の授業で様々な測定をしたかと思います。その中に握力測定があったはずですが、握力に自信がなかった人はどのくらいの数値だったか覚えていますか。握力にも身体障害者手帳の交付に関わる障害等級の基準が定められています。

握力は身体障害の認定基準において、「上肢不自由」の「手指の機能障害」に含まれています。具体的には15kg以下で7級、5kg以下で4級と認定される可能性があります。ただ、最低等級である7級は手帳交付の対象にならず、他の7級と重複して6級に繰り上がることがなければ単に握力が低いだけとなります。

しかし身体障害の等級は単一の要素で決まるものではなく、徒手筋力テストなどで全体を総合的に判断して決めるものです。故に、握力の基準は一例に過ぎず、下回っているからといって身体障害者手帳の交付が認められるとは限りません。さすがに5kg以下となると生活への支障が大きく、「著しい障害」である4級に相当するのも分かる気はしますが。

とはいえ、握力が低くて得をすることなど一つもなく、寧ろ体力測定のたびに屈辱を味わわされるものです。私なんて今年に入って2度もペットボトルの蓋で手にマメが出来てしまった訳ですが、ペットボトルの蓋を開けるには15~20kgの握力が最低でも必要らしいです。また、男性で26kg以下、女性で16kg以下だと心血管や呼吸器の有病リスクが高まるそうです。

参考サイト

島根県 障害程度等級表
https://www.pref.shimane.lg.jp

遥けき博愛の郷

遥けき博愛の郷

大学4年の時に就活うつとなり、紆余曲折を経て自閉症スペクトラムと診断される。書く話題のきっかけは大体Twitterというぐらいのツイ廃。最近の悩みはデレステのLv26譜面から詰まっていること。

関連記事

人気記事

施設検索履歴を開く

最近見た施設

閲覧履歴がありません。

TOP

しばらくお待ちください