4年間で27人の児童にわいせつ行為を働いた23歳男が逮捕された話

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Photo by Jordan Whitfield on Unsplash

大阪府警がある性犯罪者を強制性交や強制わいせつ罪などの疑いで逮捕しました。2019年から4年にかけて、計27人の児童を自宅に誘い込んでわいせつな行為を繰り返していたとのことで、期間にしても件数にしても正直引いてしまいます。その執念と熱意をもっと他のことに向けられなかったのでしょうか。

逮捕された23歳の男は、6歳から10歳の児童を狙い、「ゲームしよう」「動画見よう」などと誘って自宅へ連れ込み、様々なわいせつ行為を繰り返していました。分かっているだけでも2019年4月から2023年4月のまる4年間継続されており、2023年5月上旬に被害男児の母親を通じて110番通報されようやく発覚したそうです。

なぜここまで長引いたかというと、男の執念もありますが、被害児童の年齢からして自身がされたことを分かっていなかったこともありそうです。勿論、性被害の一般論として告発を妨げている諸々が当てはまることもあるでしょう。たった1人の勇気ある男児が告発するまで4年以上かかったのも、実はそんなに不思議でないのかもしれません。

大人への性犯罪ですら、社会福祉法人グローの元理事や聖路加国際病院の牧師といった事例が証明しているように、告発するのが非常に難しいです。あっちはあっちで、相手が味方と人脈と社会的地位を兼ね備えているという事情もあるのですが。兎に角、バレないように努力している犯罪者を告発するのは容易ではありません。

ところで、私はこれを書くにあたって「ある情報」を意図的に伏せています。この長期的性犯罪が報道された時の反応は「ある情報」にばかり集中しており、期間や被害者数といった数字が吹き飛んでいるようでした。「ある情報」にだけ気を取られ的外れな持論を展開する視野狭窄に呆れるやら戦慄するやらです。「漫画の見過ぎ」というのは、ああいった人々のことを指すのでしょうね。

遥けき博愛の郷

遥けき博愛の郷

大学4年の時に就活うつとなり、紆余曲折を経て自閉症スペクトラムと診断される。書く話題のきっかけは大体Twitterというぐらいのツイ廃。最近の悩みはデレステのLv26譜面から詰まっていること。

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